Information
■ライブ・スケジュール 詳細を見る
2024年
1月20日(土)Live CUSTER(ライブ·カスター)
14:00 Open/14:30 Start
地下鉄:千代田線湯島駅 銀座線上野広小路駅
JR御徒町駅
2月18日(日)
Sunday Groovy Live Vol.14:SHOCK-ON(食×音) 12:10 Open 13:00 Start
JR川口駅
3月16日(土)Live CUSTER(ライブ·カスター)
14:00 Open/14:30 Start
地下鉄:千代田線湯島駅 銀座線上野広小路駅
JR御徒町駅

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2024年
1月20日(土)Live CUSTER(ライブ·カスター)
14:00 Open/14:30 Start
地下鉄:千代田線湯島駅 銀座線上野広小路駅
JR御徒町駅
2月18日(日)
Sunday Groovy Live Vol.14:SHOCK-ON(食×音) 12:10 Open 13:00 Start
JR川口駅
3月16日(土)Live CUSTER(ライブ·カスター)
14:00 Open/14:30 Start
地下鉄:千代田線湯島駅 銀座線上野広小路駅
JR御徒町駅
30.2023
湯島ライブ·カスター & 湯島天満宮例大祭
5月27日㈯、湯島のライブ·カスターに出演しました。
「五月のパリが好き」のパリを湯島に置き換え、湯島界隈を盛り込んだ替歌でスタート。
奇しくも、この日は湯島天満宮の例大祭の最中でした。
コロナ以来4年ぶりの開催です。
初夏の候、来週あたり梅雨入りしそう。
季節の歌をいくつか歌いました。
後半には坂本龍一氏の「大航海 Verso Lo Schermo」を披露。
僕が19歳の時に作曲科専攻の学生二人に誘われて、2台ピアノ&生声で演奏した思い出の曲です。
そして月に関連した歌を数曲。
《My Setlist》
【1st Stage】
五月の湯島が好き(J'aime YUSHIMA Au Mois De Mai)
La Vie En Rose(バラ色の人生)
Die Forelle(鱒)
Wie Bist Du Meine Königin(我が女王よ、君はいかに)
ハナミズキ
心の瞳
爪色の雨
Les Parapluies de Cherbourg(シェルブールの雨傘)
Je N'ai Pas Changé(私は変わっていません)
Amapola(アマポーラ)
【2nd Stage】
大航海 A Verso Lo Schermo
Fly Me To The Moon
It's Only A Paper Moon
Moon River
The Shadow of Your Smile(いそしぎ)
Київський вальс(キエフワルツ)[NATSUMI Vo. & Acc.]
あなたのものではない戦争(Не твоя війна /Not Your War)
Historia De Un Amor(ある愛の物語)
Lagrimas Negras(黒い涙)
Contigo En La Distancia(遠く離れていても)
Can't Take My Eyes Off Of You(君の瞳に恋してる)
[Encore]
Caro Mio Ben(カロ·ミオ·ベン)
El Cumbanchero(エル·クンバンチェロ)

帰りに湯島天満宮へ。


お神楽やお神輿を見て、世の中が回復に向けて活動しているのを感じました。
「五月のパリが好き」のパリを湯島に置き換え、湯島界隈を盛り込んだ替歌でスタート。
奇しくも、この日は湯島天満宮の例大祭の最中でした。
コロナ以来4年ぶりの開催です。
初夏の候、来週あたり梅雨入りしそう。
季節の歌をいくつか歌いました。
後半には坂本龍一氏の「大航海 Verso Lo Schermo」を披露。
僕が19歳の時に作曲科専攻の学生二人に誘われて、2台ピアノ&生声で演奏した思い出の曲です。
そして月に関連した歌を数曲。
《My Setlist》
【1st Stage】
五月の湯島が好き(J'aime YUSHIMA Au Mois De Mai)
La Vie En Rose(バラ色の人生)
Die Forelle(鱒)
Wie Bist Du Meine Königin(我が女王よ、君はいかに)
ハナミズキ
心の瞳
爪色の雨
Les Parapluies de Cherbourg(シェルブールの雨傘)
Je N'ai Pas Changé(私は変わっていません)
Amapola(アマポーラ)
【2nd Stage】
大航海 A Verso Lo Schermo
Fly Me To The Moon
It's Only A Paper Moon
Moon River
The Shadow of Your Smile(いそしぎ)
Київський вальс(キエフワルツ)[NATSUMI Vo. & Acc.]
あなたのものではない戦争(Не твоя війна /Not Your War)
Historia De Un Amor(ある愛の物語)
Lagrimas Negras(黒い涙)
Contigo En La Distancia(遠く離れていても)
Can't Take My Eyes Off Of You(君の瞳に恋してる)
[Encore]
Caro Mio Ben(カロ·ミオ·ベン)
El Cumbanchero(エル·クンバンチェロ)


帰りに湯島天満宮へ。






お神楽やお神輿を見て、世の中が回復に向けて活動しているのを感じました。
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26.2023
明日は湯島 ライブ·カスターに出演いたします。
初夏の候、少し涼しくなりましたが、如何お過ごしですか?
今年は全てが早くて、来週にも梅雨入りしそうです。
明日は湯島のライブ·カスターにてライブ·ショーに出演いたします。
季節の歌を沢山揃えてお待ちしております。
どうぞお楽しみに。
今年は全てが早くて、来週にも梅雨入りしそうです。
明日は湯島のライブ·カスターにてライブ·ショーに出演いたします。
季節の歌を沢山揃えてお待ちしております。
どうぞお楽しみに。

02.2023
大航海 Verso Lo Schermo における考察 〜坂本龍一氏を偲んで
大航海 Verso Lo Schermo
絶対速度の風が船に吹き荒れる。
黒髪の僕は、風で呼吸もできず目を閉じる。(※)
最古の記憶よりもさらに古い記憶、
なぜ君は見えないのか?
舵のない船は偶然に
巨大なスクリーンに滑り込む。
空が落ちそうになる時、
月の上で僕は調律される。
“クラヴィーア “の中で大きな声。
女性ピアニストは常に永遠の休符を奏で、
出生前の振動を続ける。
夢の中では空中の渦のように
音が響き渡る。
イタリア語の歌詞で、"Verso Lo Schermo"とは「スクリーンに向かって」という意味です。
舞台となる宇宙船のスクリーンに映し出される銀河。それはジュール·ヴェルヌの「月世界旅行」から着想を得たSF世界とされます。
絶対速度の風とは時間が止まった状態。
黒髪の主人公はおそらくアジア人でしょう。
(※ I capelli nelli は I capelli neri [黒髪]の誤りか。)
彼は自分で行く先も定めることができず、宇宙へと旅立ちます。自分が持つ最も古い記憶よりも更に古い記憶を求めて。それは生まれる前の記憶を辿るタイムトラベルなのです。
世界が終わる日、月の上で調律される主人公。そして、その“クラヴィーア“は大声(産声)をあげる。
向かい合う女性ピアニストは永遠の休符を奏でている。夢の中で、生まれる前の鼓動の音が宇宙の中の渦(銀河)のように響き渡る。
ここで注目すべきは、イタリア語の歌詞の中で、"Klavir"だけドイツ語で、しかもわざわざ " " で強調されていることです。
明治時代の文明開化により、西洋文化が入ってきました。日本の音楽教育は主にドイツから取り入れられました。音楽室の壁に掛けられた肖像画を覚えていますか?バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、シューマン、ブラームス、ワーグナー···。もうお気付きでしょう。ドイツ語圏内の作曲家ばかりです。かの有名なピアノの教則本のバイエルもドイツ人です。坂本龍一氏もバッハやベートーヴェンを練習していたそうです。
つまり、月の上で調律される"Klavir"は坂本龍一氏自身を投影した(日本の)音楽家で、大声とは産声のことでしょう。誕生の瞬間です。そして、”永遠の休符を奏でる女性ピアニスト“とは母のことではないかと思うのです。また、空中に広がる渦とはスクリーンに映し出された銀河に他ならないでしょう。
この「大航海」は、生まれる前の記憶をたどる旅を宇宙旅行に投影したもの。更に言えば、ドイツの音楽教育の影響を受けながら育ったひとりの黒髪のアジア人音楽家が、自身の音楽のルーツを辿る旅。坂本龍一氏はこれをアジアから外に向けて発信して、音楽で冒険をしたかったのだと、僕はそう解釈しました。
坂本龍一氏のインスタグラムの最後の投稿、朽ちたピアノに自身の生没年月日を記した画像を見て、この歌詞の謎が解けました。

写真は母校、東京藝術大学の正門です。
ご冥福をお祈りします。
絶対速度の風が船に吹き荒れる。
黒髪の僕は、風で呼吸もできず目を閉じる。(※)
最古の記憶よりもさらに古い記憶、
なぜ君は見えないのか?
舵のない船は偶然に
巨大なスクリーンに滑り込む。
空が落ちそうになる時、
月の上で僕は調律される。
“クラヴィーア “の中で大きな声。
女性ピアニストは常に永遠の休符を奏で、
出生前の振動を続ける。
夢の中では空中の渦のように
音が響き渡る。
イタリア語の歌詞で、"Verso Lo Schermo"とは「スクリーンに向かって」という意味です。
舞台となる宇宙船のスクリーンに映し出される銀河。それはジュール·ヴェルヌの「月世界旅行」から着想を得たSF世界とされます。
絶対速度の風とは時間が止まった状態。
黒髪の主人公はおそらくアジア人でしょう。
(※ I capelli nelli は I capelli neri [黒髪]の誤りか。)
彼は自分で行く先も定めることができず、宇宙へと旅立ちます。自分が持つ最も古い記憶よりも更に古い記憶を求めて。それは生まれる前の記憶を辿るタイムトラベルなのです。
世界が終わる日、月の上で調律される主人公。そして、その“クラヴィーア“は大声(産声)をあげる。
向かい合う女性ピアニストは永遠の休符を奏でている。夢の中で、生まれる前の鼓動の音が宇宙の中の渦(銀河)のように響き渡る。
ここで注目すべきは、イタリア語の歌詞の中で、"Klavir"だけドイツ語で、しかもわざわざ " " で強調されていることです。
明治時代の文明開化により、西洋文化が入ってきました。日本の音楽教育は主にドイツから取り入れられました。音楽室の壁に掛けられた肖像画を覚えていますか?バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、シューマン、ブラームス、ワーグナー···。もうお気付きでしょう。ドイツ語圏内の作曲家ばかりです。かの有名なピアノの教則本のバイエルもドイツ人です。坂本龍一氏もバッハやベートーヴェンを練習していたそうです。
つまり、月の上で調律される"Klavir"は坂本龍一氏自身を投影した(日本の)音楽家で、大声とは産声のことでしょう。誕生の瞬間です。そして、”永遠の休符を奏でる女性ピアニスト“とは母のことではないかと思うのです。また、空中に広がる渦とはスクリーンに映し出された銀河に他ならないでしょう。
この「大航海」は、生まれる前の記憶をたどる旅を宇宙旅行に投影したもの。更に言えば、ドイツの音楽教育の影響を受けながら育ったひとりの黒髪のアジア人音楽家が、自身の音楽のルーツを辿る旅。坂本龍一氏はこれをアジアから外に向けて発信して、音楽で冒険をしたかったのだと、僕はそう解釈しました。
坂本龍一氏のインスタグラムの最後の投稿、朽ちたピアノに自身の生没年月日を記した画像を見て、この歌詞の謎が解けました。

写真は母校、東京藝術大学の正門です。
ご冥福をお祈りします。