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■ライブ・スケジュール 詳細を見る
2024年
1月20日(土)Live CUSTER(ライブ·カスター)
14:00 Open/14:30 Start
地下鉄:千代田線湯島駅 銀座線上野広小路駅
JR御徒町駅
2月18日(日)
Sunday Groovy Live Vol.14:SHOCK-ON(食×音) 12:10 Open 13:00 Start
JR川口駅
3月16日(土)Live CUSTER(ライブ·カスター)
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2月18日(日)
Sunday Groovy Live Vol.14:SHOCK-ON(食×音) 12:10 Open 13:00 Start
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14:00 Open/14:30 Start
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30.2013
日光・中禅寺湖の旅(4) 立木観音&イタリア大使館別荘
2013年5月22日(水)、日光・中禅寺湖の旅の2日目です。前の日、日光レークサイドホテルの湖畔の湯で硫黄のお湯でさっぱりとした後、夕食はフレンチのコースでサーモンと牛肉をいただき、ワインを堪能しました。朝食はイワナでした。
9:30、ホテルに荷物を預けて、いよいよ中禅寺温泉船の駅から遊覧船に乗って中禅寺湖の奥まで巡ってきます。

甲板に出ると、朝の爽やかな風が心地よく頬をなで、シャツの中を通り過ぎてゆきます。遠くには錫ヶ岳と日光白根山でしょうか、雪をかぶった山々が挨拶してくれました。
ところが千手が浜から修学旅行の小学生たち(3校)と合流、船内はとても賑やかなムードに…。デッキの上は子どもたちが処狭ましと溢れ、みんなとても楽しそうでした。

写真上右の上野島(こうずけしま)は日光連山を中心にした山岳信仰の開祖である「勝道上人」(しょうどうしょうにん)の墓所の一つといわれていて、島内には、宝篋印塔や、勝道上人首骨納塔、慈眼大師の墓石などがあるのでそうです。でも周囲が100mに満たないので、日本全国の島の数には入らないのだとか…。
途中、イタリア大使館別荘も見え、立木観音前の発着所では5月にもかかわらず桜の花が迎えてくれました。

中禅寺は、784年、勝道上人によって創建されたお寺で、世界遺産「日光山 輪王寺の別院です。ご本尊は、桂の立木を勝道上人ご自身が手刻されたと伝わる「千手観音」様で、「立木観音」(たちきかんのん)とも呼ばれているのだそうです。内部は撮影禁止でしたが、外観はOKとのことでした。境内の最高所にある「五大堂」には休憩できるスペースがあり、中禅寺の建物群の屋根の向こうには男体山と中禅寺湖を拝める大パノラマが広がっていました。

10:50過ぎまで見学。中禅寺立木観音の駐車場からイタリア大使館別荘記念公園までは1km足らずです。湖岸の小路を歩いて行きました。対岸の観光地化されたお洒落な湖畔とは対象的に、こちらは、陽光を浴びて淡く透けた緑葉の林の隙間から見える青い湖が清涼感を醸し出し、避暑地ムード満点です。各国の大使館別荘が林立していたのも頷けます。歩きながら写真をいっぱい撮ったのですが、是非ご自分の足で散策してみて下さい。
途中小さな駐車場があります。そこが「イタリア大使館入口」のバス停です。ここからイタリア大使館別荘までは500m弱の1本道で、車は入れません。ここまでバスで来たい方、中禅寺温泉から「立木観音前」や「半月山」方面のバスは期間限定なので、運行状況を要確認です。
11:18、のんびり歩いたので、25~30分ほどでやっとイタリア大使館別荘に到着しました。ここもロケハンと撮影のため2回来ており、今回が3回目。何度訪れてもいい所です。


イタリア大使館別荘はアントニン・レーモンド(Antonin Raymond, 1888 - 1976)により、昭和3年に建築されました。チェコ出身の建築家ですが後にアメリカ市民権を取得しました。フランク・ロイド・ライトのもとで学び、帝国ホテル建設の際に来日。その後日本に留まり、モダニズム建築の作品を多く残しました。(参考までに2013年3月11日のブログで紹介した聖オルバン教会もご覧下さい。)
内・外装はスギの皮で装飾され、いわゆる洋館とは趣が異なります。日本のスギ材と西洋建築が調和した、意外と質素ですが素敵な建物です。広縁にはソファーが並び、見るだけでなく実際に腰掛けてくつろぐことができます。せっかくのロケーションなので自身の写真も撮ることにしました。
桟橋の上も絶好の撮影ポイントです。

別荘でのんびりした後は、イタリア大使館入口12:24発のバスで中禅寺温泉に12:31に到着。(これは東武バスの中禅寺温泉フリーパスの区間外です。)預けていた荷物を取りにホテルに戻って、ロビーやテラスでしばし休憩。中禅寺温泉13:10発のバスで、西参道、日光東照宮へ向かいます。(つづく)
9:30、ホテルに荷物を預けて、いよいよ中禅寺温泉船の駅から遊覧船に乗って中禅寺湖の奥まで巡ってきます。


甲板に出ると、朝の爽やかな風が心地よく頬をなで、シャツの中を通り過ぎてゆきます。遠くには錫ヶ岳と日光白根山でしょうか、雪をかぶった山々が挨拶してくれました。
ところが千手が浜から修学旅行の小学生たち(3校)と合流、船内はとても賑やかなムードに…。デッキの上は子どもたちが処狭ましと溢れ、みんなとても楽しそうでした。


写真上右の上野島(こうずけしま)は日光連山を中心にした山岳信仰の開祖である「勝道上人」(しょうどうしょうにん)の墓所の一つといわれていて、島内には、宝篋印塔や、勝道上人首骨納塔、慈眼大師の墓石などがあるのでそうです。でも周囲が100mに満たないので、日本全国の島の数には入らないのだとか…。
途中、イタリア大使館別荘も見え、立木観音前の発着所では5月にもかかわらず桜の花が迎えてくれました。


中禅寺は、784年、勝道上人によって創建されたお寺で、世界遺産「日光山 輪王寺の別院です。ご本尊は、桂の立木を勝道上人ご自身が手刻されたと伝わる「千手観音」様で、「立木観音」(たちきかんのん)とも呼ばれているのだそうです。内部は撮影禁止でしたが、外観はOKとのことでした。境内の最高所にある「五大堂」には休憩できるスペースがあり、中禅寺の建物群の屋根の向こうには男体山と中禅寺湖を拝める大パノラマが広がっていました。




10:50過ぎまで見学。中禅寺立木観音の駐車場からイタリア大使館別荘記念公園までは1km足らずです。湖岸の小路を歩いて行きました。対岸の観光地化されたお洒落な湖畔とは対象的に、こちらは、陽光を浴びて淡く透けた緑葉の林の隙間から見える青い湖が清涼感を醸し出し、避暑地ムード満点です。各国の大使館別荘が林立していたのも頷けます。歩きながら写真をいっぱい撮ったのですが、是非ご自分の足で散策してみて下さい。
途中小さな駐車場があります。そこが「イタリア大使館入口」のバス停です。ここからイタリア大使館別荘までは500m弱の1本道で、車は入れません。ここまでバスで来たい方、中禅寺温泉から「立木観音前」や「半月山」方面のバスは期間限定なので、運行状況を要確認です。
11:18、のんびり歩いたので、25~30分ほどでやっとイタリア大使館別荘に到着しました。ここもロケハンと撮影のため2回来ており、今回が3回目。何度訪れてもいい所です。




イタリア大使館別荘はアントニン・レーモンド(Antonin Raymond, 1888 - 1976)により、昭和3年に建築されました。チェコ出身の建築家ですが後にアメリカ市民権を取得しました。フランク・ロイド・ライトのもとで学び、帝国ホテル建設の際に来日。その後日本に留まり、モダニズム建築の作品を多く残しました。(参考までに2013年3月11日のブログで紹介した聖オルバン教会もご覧下さい。)
内・外装はスギの皮で装飾され、いわゆる洋館とは趣が異なります。日本のスギ材と西洋建築が調和した、意外と質素ですが素敵な建物です。広縁にはソファーが並び、見るだけでなく実際に腰掛けてくつろぐことができます。せっかくのロケーションなので自身の写真も撮ることにしました。


桟橋の上も絶好の撮影ポイントです。


別荘でのんびりした後は、イタリア大使館入口12:24発のバスで中禅寺温泉に12:31に到着。(これは東武バスの中禅寺温泉フリーパスの区間外です。)預けていた荷物を取りにホテルに戻って、ロビーやテラスでしばし休憩。中禅寺温泉13:10発のバスで、西参道、日光東照宮へ向かいます。(つづく)
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29.2013
日光・中禅寺湖の旅(3) 明智平・華厳滝&中禅寺温泉
とうとう梅雨入りしたそうですね。今年は例年より10日も早く、観測史上3番目だそうです。
さて、日光・中禅寺湖の旅の続きです。梅雨入り前の2013年5月21日(火)、田母沢13:49発のバスが遅れていたのでしょうか、14時前に田母沢御用邸記念公園を発ち、いろは坂を越えて明智平に20分ほどで到着。ここからロープウェーで展望台まで往復しました。

明智平の展望台からの眺めです。もうちょっと晴れてくれればよかったですね。華厳の滝の横から落ちるのは白雲の滝です。滝の上の赤い屋根の建物が日光レークサイドホテル、今宵の宿です。

駐車場に戻るとお猿さんがいました。すると1匹だけでなく次々に現れたのです。前回ここに来た時は真夏で暑かったせいか見かけませんでした。

子ザルたちは無邪気に遊んでいました。思いがけない出会いに心がなごみました。

明智平を15:05発のバスに乗り、10分ほどで日光レークサイドホテルで下車。ホテルの前にバスが到着するので便利ですね。チェックインをすませ、30分ほど部屋で休憩し、16時からみんなで中禅寺湖畔を散策しました。ホテルの庭も手入れが行き届いていてキレイでした。

翌朝遊覧船に乗る予定なので、発着所の場所を確認するために、そちらに向かって散策しました。歩きやすく整備されていて、樹木と道がバランスよく配置されていて、とにかくお洒落でした。

上の写真の外灯の先は「恋人橋」という湖上プロムナードになっています。中禅寺湖は明治天皇陛下によって「幸の湖(さちのうみ)」と名づけられており、標高も1,268m(いちにむすぶハート)だと説明が書いてありました。さてどんな出会いがあるのでしょうか?
かと思えばご覧のように、いい感じに朽ちているところもあるのです。
標高が高いため、東京ではとっくに終わった花々が咲いていて、1か月ほど遡ってタイムスリップしたように錯覚してしまいます。




このタンポポは日本タンポポでしょうか?だとしたら大変希少です。
男体山にはガスがかかっていて、夕焼けは期待できそうにないなと諦めていたところ、雲の切れ間から陽が射しました。光の線が鏡のような湖面に映り、まるで逆さ富士のような景色が現れました。穏やかなさざ波に光がきらめき、うっとりするような世界が広がっていました。

明朝は船で立木観音、そしてイタリア大使館別荘記念公園へ足を延ばします。(つづく)
さて、日光・中禅寺湖の旅の続きです。梅雨入り前の2013年5月21日(火)、田母沢13:49発のバスが遅れていたのでしょうか、14時前に田母沢御用邸記念公園を発ち、いろは坂を越えて明智平に20分ほどで到着。ここからロープウェーで展望台まで往復しました。

明智平の展望台からの眺めです。もうちょっと晴れてくれればよかったですね。華厳の滝の横から落ちるのは白雲の滝です。滝の上の赤い屋根の建物が日光レークサイドホテル、今宵の宿です。


駐車場に戻るとお猿さんがいました。すると1匹だけでなく次々に現れたのです。前回ここに来た時は真夏で暑かったせいか見かけませんでした。


子ザルたちは無邪気に遊んでいました。思いがけない出会いに心がなごみました。









明智平を15:05発のバスに乗り、10分ほどで日光レークサイドホテルで下車。ホテルの前にバスが到着するので便利ですね。チェックインをすませ、30分ほど部屋で休憩し、16時からみんなで中禅寺湖畔を散策しました。ホテルの庭も手入れが行き届いていてキレイでした。


翌朝遊覧船に乗る予定なので、発着所の場所を確認するために、そちらに向かって散策しました。歩きやすく整備されていて、樹木と道がバランスよく配置されていて、とにかくお洒落でした。


上の写真の外灯の先は「恋人橋」という湖上プロムナードになっています。中禅寺湖は明治天皇陛下によって「幸の湖(さちのうみ)」と名づけられており、標高も1,268m(いちにむすぶハート)だと説明が書いてありました。さてどんな出会いがあるのでしょうか?
かと思えばご覧のように、いい感じに朽ちているところもあるのです。


標高が高いため、東京ではとっくに終わった花々が咲いていて、1か月ほど遡ってタイムスリップしたように錯覚してしまいます。








このタンポポは日本タンポポでしょうか?だとしたら大変希少です。
男体山にはガスがかかっていて、夕焼けは期待できそうにないなと諦めていたところ、雲の切れ間から陽が射しました。光の線が鏡のような湖面に映り、まるで逆さ富士のような景色が現れました。穏やかなさざ波に光がきらめき、うっとりするような世界が広がっていました。


明朝は船で立木観音、そしてイタリア大使館別荘記念公園へ足を延ばします。(つづく)
28.2013
日光・中禅寺湖の旅(2) 田母沢御用邸記念公園
2013年5月21日(火)、日光真光教会を後にして、田母沢御用邸に向かいました。
途中、こんなユニークな木を見つけました。なんと立派なコブでしょう。イチョウの雄の木にも似たようなものが垂れ下がりますが、カエデでしょうか、こんな木でも立派なコブに成長するんですね。

上右は金谷侍屋敷です。この辺りは古いお屋敷がいくつもあります。老朽化のため一般公開はされていませんが、学術的な見学には応じているようです。サムライ屋敷と呼ばれていますが、明治時代にここに来た外国人には侍の生活を思わせる風情なのでしょう。
田母沢御用邸を見学する前に目の前の「めん処 縞屋」で腹ごしらえ。10人なので午前中(11:30頃)に予約しておきました。店舗の真ん中の大きな1枚板の立派なテーブルに案内していただきました。(ありがとうございました。)日光といえばゆばと蕎麦ですからね。僕は「刺身ゆばセット(そば)」と「ゆば田楽」をいただきました。麺はツヤとコシがあって、とても美味しかったです。ゆばもさっぱりしていて、初夏にぴったりでした。ゆば田楽は、一般に味噌は味が強いので、ゆばの味がほとんどわからなくなるのですが、良かったです。

田母沢御用邸の入口に到着(12:10)。皇太子時代の大正天皇の静養所として造営された旧御用邸の建物と庭園で、建造物は国の重要文化財に指定されています。歴史あるたたずまいです。


田母沢御用邸は病弱であった皇太子の避暑地向けの静養先として1899年(明治32年)に創設されたのですが、新築されたものではなく、もともとこの敷地にあった小林家別邸の建物を利用し、東京・赤坂離宮の東宮御所から移築した建物を増設。さらに大正時代にも大規模な増築が行われたため、江戸・明治・大正の建築様式を見ることができるのです。

御玉突き所そして大正天皇の執務室として機能した謁見所。ここは赤坂離宮から移築した旧紀州徳川家中屋敷の1階部分で、床(とこ)や床脇棚を設けた和室にカーペット、シャンデリアといった和洋折衷の空間です。

謁見所横の廊下の先には丸窓があります。空間を切り取って、限られた部分しか見えなくなると、人間というものはその部分に集中するものですね。

この縁側は畳ですが、部屋側から外側へ傾いた造りになっています。そして池ではカエルの合唱が聞こえました。

板に直接絵を描いた杉戸絵「桜に滝」です。構図も素晴らしいのですが、そばで見ると桜の花びらが1枚1枚盛り上がっていました。これは実際に足を運んで観賞しないと、写真ではわかりませんね。下は「月に梅」「高砂」です。他にも沢山ありました。

田母沢御用邸は、その内装でも様々な意匠を凝らしており、それらを観賞するのも楽しみの一つです。壁が塗りではなく、和紙を貼っているのも特徴ですが、釘隠しや畳のへりも増築部分や部屋を使用する人の身分によって区別されています。




明治33年(1900年)5月10日に嘉仁親王(大正天皇)と九条節子妃(貞明皇后)がご成婚されたことを記念し、宮廷衣装「十二単」と、「直衣(のうし)」の特別展示会が開催中でした。6月2日までだそうです。

お庭に出てみました。樹齢400年のシダレザクラ。満開の頃の姿を見てみたいものです。そして池のほとりにはシロヤマブキ(白山吹)でしょうか?

庭園の中を小川が流れ、クリンソウが見頃を迎えていました。

これは池から見た田母沢御用邸です。

もう一度、御用邸の正面の姿を目に収めて、田母沢御用邸記念公園を後にしました。

14時過ぎに「田母沢」を発車するバスに乗る予定でしたが、14時前にバスが通りかかったので、それに乗りました。いろは坂を越えて明智平に向かいます。(つづく)
途中、こんなユニークな木を見つけました。なんと立派なコブでしょう。イチョウの雄の木にも似たようなものが垂れ下がりますが、カエデでしょうか、こんな木でも立派なコブに成長するんですね。


上右は金谷侍屋敷です。この辺りは古いお屋敷がいくつもあります。老朽化のため一般公開はされていませんが、学術的な見学には応じているようです。サムライ屋敷と呼ばれていますが、明治時代にここに来た外国人には侍の生活を思わせる風情なのでしょう。
田母沢御用邸を見学する前に目の前の「めん処 縞屋」で腹ごしらえ。10人なので午前中(11:30頃)に予約しておきました。店舗の真ん中の大きな1枚板の立派なテーブルに案内していただきました。(ありがとうございました。)日光といえばゆばと蕎麦ですからね。僕は「刺身ゆばセット(そば)」と「ゆば田楽」をいただきました。麺はツヤとコシがあって、とても美味しかったです。ゆばもさっぱりしていて、初夏にぴったりでした。ゆば田楽は、一般に味噌は味が強いので、ゆばの味がほとんどわからなくなるのですが、良かったです。


田母沢御用邸の入口に到着(12:10)。皇太子時代の大正天皇の静養所として造営された旧御用邸の建物と庭園で、建造物は国の重要文化財に指定されています。歴史あるたたずまいです。




田母沢御用邸は病弱であった皇太子の避暑地向けの静養先として1899年(明治32年)に創設されたのですが、新築されたものではなく、もともとこの敷地にあった小林家別邸の建物を利用し、東京・赤坂離宮の東宮御所から移築した建物を増設。さらに大正時代にも大規模な増築が行われたため、江戸・明治・大正の建築様式を見ることができるのです。


御玉突き所そして大正天皇の執務室として機能した謁見所。ここは赤坂離宮から移築した旧紀州徳川家中屋敷の1階部分で、床(とこ)や床脇棚を設けた和室にカーペット、シャンデリアといった和洋折衷の空間です。


謁見所横の廊下の先には丸窓があります。空間を切り取って、限られた部分しか見えなくなると、人間というものはその部分に集中するものですね。


この縁側は畳ですが、部屋側から外側へ傾いた造りになっています。そして池ではカエルの合唱が聞こえました。


板に直接絵を描いた杉戸絵「桜に滝」です。構図も素晴らしいのですが、そばで見ると桜の花びらが1枚1枚盛り上がっていました。これは実際に足を運んで観賞しないと、写真ではわかりませんね。下は「月に梅」「高砂」です。他にも沢山ありました。




田母沢御用邸は、その内装でも様々な意匠を凝らしており、それらを観賞するのも楽しみの一つです。壁が塗りではなく、和紙を貼っているのも特徴ですが、釘隠しや畳のへりも増築部分や部屋を使用する人の身分によって区別されています。




明治33年(1900年)5月10日に嘉仁親王(大正天皇)と九条節子妃(貞明皇后)がご成婚されたことを記念し、宮廷衣装「十二単」と、「直衣(のうし)」の特別展示会が開催中でした。6月2日までだそうです。


お庭に出てみました。樹齢400年のシダレザクラ。満開の頃の姿を見てみたいものです。そして池のほとりにはシロヤマブキ(白山吹)でしょうか?


庭園の中を小川が流れ、クリンソウが見頃を迎えていました。


これは池から見た田母沢御用邸です。


もう一度、御用邸の正面の姿を目に収めて、田母沢御用邸記念公園を後にしました。

14時過ぎに「田母沢」を発車するバスに乗る予定でしたが、14時前にバスが通りかかったので、それに乗りました。いろは坂を越えて明智平に向かいます。(つづく)
24.2013
日光・中禅寺湖の旅(1) 日光真光教会
「新緑と世界遺産巡りの旅」と題して仲間(総勢10名)と 日光 中禅寺湖に行ってきました。
2013年 5月21日(火) 東武浅草駅を東武スカイツリーライン快速(東武日光行)8:10に出発。東武日光駅に10:18到着。東武バスの中禅寺温泉フリーパス(2日間有効)を購入して、東武日光駅を10:41に発車しました。

途中、車窓から神橋が見えました。新緑に朱色が映え、その下を大谷川が流れています。

10:47に西参道で下車すると、ほどなく日光真光教会に到着しました。重厚な印象のゴシック式建築です。ここには撮影のために2度訪れており、今回が3度目です。
残念ながら周囲の大きくなり過ぎた木を伐採中で、トラックやクレーンが止まっていて、裏庭からゆっくり見学することはできませんでしたが、建物の裏側はこんな感じです。

中に入るとまず目を引くのがこのステンドグラス。後で調べたのですが、イエスの12弟子とパウロとイギリスの殉教者聖オルバンのステンドグラスなのだそうです。
この教会はジェームズ・マクドナルド・ガーディナー(James McDonald Gardiner 1857-1925)によって設計され,1914年(大正3年)に施工されました。外壁は近くを流れる大谷川から採取された安山岩、 内壁には鹿沼石が用いられているそうです。この地にしっかり馴染んだ印象なのも納得です。

祭壇はこのような感じで、内壁にすっかりとけ込んでいます。

聖壇の奥にある、もう1つ印象的なステンドグラスがこれ。キリストの変容を描いているそうです。5枚の花びらのようなのも珍しいですね。

祭壇に向かって左側にはオルガンが置いてあり、

右側の、聖書台の足下の床下にガーディナーは妻とともに眠っています。
「NOT DEAD BUT LIVING UNTO THEE-死んではいない 生きている 汝のところに」

ガーディナーは、宣教師として1880年(明治13年)に来日し、立教学校(のちの立教大学)の校長に就任しました。そして翌年、日光でフローレンス・ピットマンに出会い、婚約したのでした。
その後、建築家として、横浜の山手にある「外交官の家」、京都の「聖アグネス教会」、明治村の「京都聖ヨハネ教会」など、日本で多くの西洋建築の設計を手がけました。「弘前昇天教会教会堂」は外観、内部ともに日光真光教会と共通点が多いようにみうけられます。
昨年4月にチューリップの庭園が一般公開されたときに見学した、オランダ王国大使公邸はガーディナーの最後の作品です。
みんなで讃美歌などを歌って、教会を立ち去るときに、牧師の先生が出てきて下さり、管理の都合上、やむなく周囲の木を切らなくてはならなくなったことなどをお話して下さいました。

正面のこの木も切られます。「長年この地に馴染んできたこの木がなくなるのは寂しくなりますが、それによって、また新しい生命が芽生えるでしょう」と言うと牧師の先生もにっこり笑っていらっしゃいました。こうして日光真光教会を後にしたのでした。(つづく)
2013年 5月21日(火) 東武浅草駅を東武スカイツリーライン快速(東武日光行)8:10に出発。東武日光駅に10:18到着。東武バスの中禅寺温泉フリーパス(2日間有効)を購入して、東武日光駅を10:41に発車しました。

途中、車窓から神橋が見えました。新緑に朱色が映え、その下を大谷川が流れています。

10:47に西参道で下車すると、ほどなく日光真光教会に到着しました。重厚な印象のゴシック式建築です。ここには撮影のために2度訪れており、今回が3度目です。

残念ながら周囲の大きくなり過ぎた木を伐採中で、トラックやクレーンが止まっていて、裏庭からゆっくり見学することはできませんでしたが、建物の裏側はこんな感じです。

中に入るとまず目を引くのがこのステンドグラス。後で調べたのですが、イエスの12弟子とパウロとイギリスの殉教者聖オルバンのステンドグラスなのだそうです。

この教会はジェームズ・マクドナルド・ガーディナー(James McDonald Gardiner 1857-1925)によって設計され,1914年(大正3年)に施工されました。外壁は近くを流れる大谷川から採取された安山岩、 内壁には鹿沼石が用いられているそうです。この地にしっかり馴染んだ印象なのも納得です。

祭壇はこのような感じで、内壁にすっかりとけ込んでいます。

聖壇の奥にある、もう1つ印象的なステンドグラスがこれ。キリストの変容を描いているそうです。5枚の花びらのようなのも珍しいですね。

祭壇に向かって左側にはオルガンが置いてあり、

右側の、聖書台の足下の床下にガーディナーは妻とともに眠っています。
「NOT DEAD BUT LIVING UNTO THEE-死んではいない 生きている 汝のところに」

ガーディナーは、宣教師として1880年(明治13年)に来日し、立教学校(のちの立教大学)の校長に就任しました。そして翌年、日光でフローレンス・ピットマンに出会い、婚約したのでした。
その後、建築家として、横浜の山手にある「外交官の家」、京都の「聖アグネス教会」、明治村の「京都聖ヨハネ教会」など、日本で多くの西洋建築の設計を手がけました。「弘前昇天教会教会堂」は外観、内部ともに日光真光教会と共通点が多いようにみうけられます。
昨年4月にチューリップの庭園が一般公開されたときに見学した、オランダ王国大使公邸はガーディナーの最後の作品です。
みんなで讃美歌などを歌って、教会を立ち去るときに、牧師の先生が出てきて下さり、管理の都合上、やむなく周囲の木を切らなくてはならなくなったことなどをお話して下さいました。

正面のこの木も切られます。「長年この地に馴染んできたこの木がなくなるのは寂しくなりますが、それによって、また新しい生命が芽生えるでしょう」と言うと牧師の先生もにっこり笑っていらっしゃいました。こうして日光真光教会を後にしたのでした。(つづく)
19.2013
東京都立府中の森公園
今日は東京都立府中の森公園にやって来ました。新しいデジカメで新緑の写真を撮ってみました。

こうやってみるといろんな種類の木々が太陽を求めてせいいっぱい枝葉を伸ばしている姿に感動します。それぞれの個性で形成された社会の縮図、なんて言ったら大袈裟ですかね?

透けて見えそうな葉っぱの間にモミジの花が咲いていました。ほんのり紅く色づいた、羽根のような花。タケコプターみたい…。

府中の森公園のシンボル的存在といえる噴水広場。人工的な創造物ですが、やすらぎを感じます。

芝生広場は活気に満ちていました。みんな楽しそう…!

売店前広場では東京都立府中の森公園・東京都合唱連盟・朝日新聞社主催の青空コーラスコンサートが定期的に開催されます。今日は「UTABITO(歌旅人)倶楽部」一団体のみの演奏でした。
浦のあけくれ
森の水車
恋はみずいろ
アマポーラ
とんでったバナナ
花びらのひと雫
芭蕉布
花は咲く
手のひらを太陽に
明治から平成まで、幅広い年代を対象にしたプログラムです。麗しの乙女たちの姿はアップできませんが、皆さん一生懸命に歌っていて、声も笑顔も素敵でした。観客の方も最後まで熱心に聴いておられました。こういう発表の場があるということは素晴らしいことですね。継続的に活動されている主催者・関係者の熱意には頭が下がります。

こうやってみるといろんな種類の木々が太陽を求めてせいいっぱい枝葉を伸ばしている姿に感動します。それぞれの個性で形成された社会の縮図、なんて言ったら大袈裟ですかね?

透けて見えそうな葉っぱの間にモミジの花が咲いていました。ほんのり紅く色づいた、羽根のような花。タケコプターみたい…。

府中の森公園のシンボル的存在といえる噴水広場。人工的な創造物ですが、やすらぎを感じます。

芝生広場は活気に満ちていました。みんな楽しそう…!

売店前広場では東京都立府中の森公園・東京都合唱連盟・朝日新聞社主催の青空コーラスコンサートが定期的に開催されます。今日は「UTABITO(歌旅人)倶楽部」一団体のみの演奏でした。










明治から平成まで、幅広い年代を対象にしたプログラムです。麗しの乙女たちの姿はアップできませんが、皆さん一生懸命に歌っていて、声も笑顔も素敵でした。観客の方も最後まで熱心に聴いておられました。こういう発表の場があるということは素晴らしいことですね。継続的に活動されている主催者・関係者の熱意には頭が下がります。
18.2013
マリオ・マリォーネ(Mario Maglione)コンサート・イン・ジャパン2013
昨日、渋谷区文化総合センター大和田の伝承ホールにて行われた、正調ナポレターナの重鎮、マリオ・マリォーネ(Mario Maglione)コンサート・イン・ジャパン2013に行ってきました。文化総合センター大和田の1Fにあるbel mare caffé(ベルマーレカフェ)でワインとパスタ、ピッツァで腹ごしらえして気分はイタリアン。いざ会場へ。
いつもライブでお世話になっているピアニストの中上香代子さん、そしてマンドリンの和智秀樹さんの二人の伴奏で、マリオ・マリォーネさんがギターを弾きながら歌う、至ってシンプルですがゴージャスな編成でした。

マリオ・マリォーネさんが登場すると、陽気でごきげんな笑顔で会場はのっけから盛り上がり、大らかなイタリアのナポリの世界に一気に引き込まれたのでした。「ルナ・ロッサ(Luna Rossa)」も陽気なアレンジで明るいムードに一役買い、最後の方の「帰れソレントへ(Torna A Surriento)」では最高潮にヒートアップ、そのまま「オ・ソレ・ミオ('O Sole Mio)」で終わり、アンコールへ。
友情出演の青木 純さん、後藤玲子さんも息がぴったり。日本語でも歌ってくれ、和智秀樹さんもバラライカの他、イタリア生まれの楽器を数本持ち替えて演奏してくれました。
マリオ・マリォーネさんの歌声は、いわゆるオペラ歌手と比較すると細くて軽めで、マイクを使っているので本当の声量は判らないのですが、とてもハリがあり、柔らかい声から芯のある強い声まで自在に扱うことができるのです。クラシックよりも音符から解放され、それだけ言葉のさばきが自由で、それが終始開放的なムードの中にも表現に幅と深みを与え、無理のない自然さをもたらしたのでした。僕の耳にはとても心地よく響き、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

いつもライブでお世話になっているピアニストの中上香代子さん、そしてマンドリンの和智秀樹さんの二人の伴奏で、マリオ・マリォーネさんがギターを弾きながら歌う、至ってシンプルですがゴージャスな編成でした。

マリオ・マリォーネさんが登場すると、陽気でごきげんな笑顔で会場はのっけから盛り上がり、大らかなイタリアのナポリの世界に一気に引き込まれたのでした。「ルナ・ロッサ(Luna Rossa)」も陽気なアレンジで明るいムードに一役買い、最後の方の「帰れソレントへ(Torna A Surriento)」では最高潮にヒートアップ、そのまま「オ・ソレ・ミオ('O Sole Mio)」で終わり、アンコールへ。
友情出演の青木 純さん、後藤玲子さんも息がぴったり。日本語でも歌ってくれ、和智秀樹さんもバラライカの他、イタリア生まれの楽器を数本持ち替えて演奏してくれました。
マリオ・マリォーネさんの歌声は、いわゆるオペラ歌手と比較すると細くて軽めで、マイクを使っているので本当の声量は判らないのですが、とてもハリがあり、柔らかい声から芯のある強い声まで自在に扱うことができるのです。クラシックよりも音符から解放され、それだけ言葉のさばきが自由で、それが終始開放的なムードの中にも表現に幅と深みを与え、無理のない自然さをもたらしたのでした。僕の耳にはとても心地よく響き、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

16.2013
湯島のライブ カスター(Custer)のフライヤー
2013年6月29日(土)湯島のライブ カスター(Custer)のフライヤーの原稿が届きました。
2013年6月の Pick Up Live 「ジャズ、シャンソン、カンツォーネとクラシックがクロスする初夏のAfternoon Live」です。ビーチの写真が爽やかですね。「独創的世界観を持つ実力派ボーカリスト」と書かれているので、それに恥じないよう進化していきたいと思います。
ピアノはおなじみのAmorさん。彼女も独創的世界観を持つ、ラテンが弾ける実力派ピアニストです。ジャズ、シャンソン、カンツォーネの伴奏と違って、ラテンはちょっと特殊です。リズムやノリ、そして血が。そして二人の感性が炸裂し、溶け合い…それがセッションの醍醐味です。
どうぞ宜しくお願いします。

2013年6月29日(土)13:30 OPen 14:30 Start
¥3,500(1ドリンク・チャーム付)
ライブ カスター(Custer)03-3836-1841
千代田線湯島駅、銀座線上野広小路駅、JR御徒町駅
2013年6月の Pick Up Live 「ジャズ、シャンソン、カンツォーネとクラシックがクロスする初夏のAfternoon Live」です。ビーチの写真が爽やかですね。「独創的世界観を持つ実力派ボーカリスト」と書かれているので、それに恥じないよう進化していきたいと思います。
ピアノはおなじみのAmorさん。彼女も独創的世界観を持つ、ラテンが弾ける実力派ピアニストです。ジャズ、シャンソン、カンツォーネの伴奏と違って、ラテンはちょっと特殊です。リズムやノリ、そして血が。そして二人の感性が炸裂し、溶け合い…それがセッションの醍醐味です。
どうぞ宜しくお願いします。

2013年6月29日(土)13:30 OPen 14:30 Start
¥3,500(1ドリンク・チャーム付)
ライブ カスター(Custer)03-3836-1841
千代田線湯島駅、銀座線上野広小路駅、JR御徒町駅
15.2013
サボテンの花がまた2つ咲きました。
先週5月7日にサボテンの花が3年ぶりに咲いたことをお知らせしました。日中に開いて夜間は閉じること3日間、今日また2つ咲きました。

折りしもハクチョウゲ(白丁花)が見頃を迎え、

ミニバラの蕾も花開きました。

5月の晴れた1日でした。

折りしもハクチョウゲ(白丁花)が見頃を迎え、

ミニバラの蕾も花開きました。

5月の晴れた1日でした。
15.2013
房総のシェイクスピア・カントリーパーク
クラシカル・クロスオーバー歌手のレパートリーにイギリス曲が多いのですが、僕も例外ではありません。「ダウン・バイ・ザ・サリー・ガーデンズ(柳の木の庭)」で歌われているような、イギリスの田舎の風景にあこがれて、でも気軽に行けるところ、というわけで、昨年5月に南房総市シェイクスピア・カントリー・パーク(道の駅ローズマリー公園)に行って来た時の写真を紹介します。まだリニューアルされる前です。ここは劇作家ウィリアム・シェイクスピアをテーマにした公園で、彼の生家が復元されています。
東京駅の八重洲南口から高速バス「房総なのはな号」安房白浜方面行に乗って、館山を過ぎて千倉駅前に到着。タクシーに乗ること数分で「道の駅ローズマリー公園」に到着しました。
GWの後で、花の植え替えの真っ最中だったので、花壇は楽しめませんでしたが、スタッフの方々が一生懸命作業をしていました。
門をくぐってまず目に入ったのは、広い芝生の庭と中世ヨーロッパの建物。ここでチケットを購入すると、平日ですいていたためか、荷物を預かってくれました。

自然と風車の方に足が向きます。

石を積み重ねた花壇に素朴な花が咲いています。バラやハーブなどのイングリッシュ・ガーデンですが、大袈裟でなく、田舎風で家庭的な雰囲気なのがよいです。
風車のすぐ近くには煙突のあるかわいらしい家がありました。暖炉のある部屋なんていいですね。小さい子どもがいる家庭は注意が必要ですが、暖炉の火を見ながらゆったり過ごす時間があれば最高ですね。

僕の周囲にも家庭菜園というのでしょうか、自宅の庭や、近くに畑を借りてきゅうりなどの野菜を作ったり、庭で獲れたよもぎを混ぜてパンを焼いたりする方がいらっしゃいます。自給自足とまではいかなくても、ちょっと必要なときに必要なだけを獲る…そういうスローライフに憧れる時があります。僕も肉や魚を焼くときに庭のロ-ズマリーを摘んで入れます。

これなんかは立派なお屋敷ですが、寄せ植えなど、明らかに女性を意識したガーデニングです。庭でつがいの鴨が休んでいました。ここはリニューアル後は、芝生の広場が取り壊されて、物産センターのような建物が建設されるそうです。従来通りでは採算がとれないのが理由ですが、庭とともにこののどかな雰囲気もなくなってしまうのは、残念です。この鴨さんたちはどこへゆくのでしょうか?

喫茶室で休憩。ハーブティーやアイスクリームを食べて、窓からご覧の景色を眺めながら、店内に置いてあるガーデニングの本に目を通しました。

休憩後、いよいよシアターのある建物内部を見学。

ここから眺めた庭園は、いままでのイギリス式庭園とは異なり、イタリア式庭園とフランス式庭園の様式でした。
イギリス式庭園は四季の自然の彩りを楽しむスタイルの風景式庭園、イタリア式庭園はルネサンス期の建築的スタイルを採用したもので、地形に応じて高低差をつくり、園路交差点や、要所には 彫刻・池泉・噴水・飾り鉢などの人工物を配し、刈り込み整形樹や花壇などが設けられているのが特徴です。フランス式庭園はイタリア式庭園の影響を受けて発達したものですが、イタリア式庭園が立体的であるのに対し、平面的で貴族趣味です。また、どちらもシンメトリーなのが特徴です。(新宿御苑にもありますよね!)写真右は庭園から見た建物です。

シアターホールに入りました。演奏もできるホールで、ステージの背景画にも興味があり、ここを下見するのが今回の目的の1つでもありました。残響もなかなかよさそうでした。

ステージから見た客席は2段になっていました。照明がついていれば、背景画も違った風にみえたことでしょう。一応アップしますが、ちゃんと見たい方は直接その目でご覧ください。

ホールに隣接する建物にはシェイクスピアの人形があり、代表的な戯曲についての解説、ポスターなどが展示されていました。

「日本では、発展の象徴かもしれないが、次から次へと建物を壊しては新しく四角いビルを建ててばかりいる」という批判をよく耳にします。
日本には独自の木の文化がありますが、西洋の石の文化には圧倒されコンプレックスを感じることが多々あります。残念ながら日本の住環境とセンスには失望しています。行政や建築に携わる方々には、100年後にも残る家、残したい家を一般人にも実現可能な低コストで建築できる工夫をしていただきたいなと切に思います。TV番組のインタビューで、世界遺産の街に住む人々が、そこに住むことに誇りを持っていると答えるのが羨ましくてなりません。
シェイクスピア・カントリー・パーク、都会の喧騒を離れて、イギリス風のスローライフを感じるのに、なかなかいいですよ。
東京駅の八重洲南口から高速バス「房総なのはな号」安房白浜方面行に乗って、館山を過ぎて千倉駅前に到着。タクシーに乗ること数分で「道の駅ローズマリー公園」に到着しました。
GWの後で、花の植え替えの真っ最中だったので、花壇は楽しめませんでしたが、スタッフの方々が一生懸命作業をしていました。
門をくぐってまず目に入ったのは、広い芝生の庭と中世ヨーロッパの建物。ここでチケットを購入すると、平日ですいていたためか、荷物を預かってくれました。

自然と風車の方に足が向きます。

石を積み重ねた花壇に素朴な花が咲いています。バラやハーブなどのイングリッシュ・ガーデンですが、大袈裟でなく、田舎風で家庭的な雰囲気なのがよいです。


風車のすぐ近くには煙突のあるかわいらしい家がありました。暖炉のある部屋なんていいですね。小さい子どもがいる家庭は注意が必要ですが、暖炉の火を見ながらゆったり過ごす時間があれば最高ですね。


僕の周囲にも家庭菜園というのでしょうか、自宅の庭や、近くに畑を借りてきゅうりなどの野菜を作ったり、庭で獲れたよもぎを混ぜてパンを焼いたりする方がいらっしゃいます。自給自足とまではいかなくても、ちょっと必要なときに必要なだけを獲る…そういうスローライフに憧れる時があります。僕も肉や魚を焼くときに庭のロ-ズマリーを摘んで入れます。


これなんかは立派なお屋敷ですが、寄せ植えなど、明らかに女性を意識したガーデニングです。庭でつがいの鴨が休んでいました。ここはリニューアル後は、芝生の広場が取り壊されて、物産センターのような建物が建設されるそうです。従来通りでは採算がとれないのが理由ですが、庭とともにこののどかな雰囲気もなくなってしまうのは、残念です。この鴨さんたちはどこへゆくのでしょうか?

喫茶室で休憩。ハーブティーやアイスクリームを食べて、窓からご覧の景色を眺めながら、店内に置いてあるガーデニングの本に目を通しました。


休憩後、いよいよシアターのある建物内部を見学。

ここから眺めた庭園は、いままでのイギリス式庭園とは異なり、イタリア式庭園とフランス式庭園の様式でした。
イギリス式庭園は四季の自然の彩りを楽しむスタイルの風景式庭園、イタリア式庭園はルネサンス期の建築的スタイルを採用したもので、地形に応じて高低差をつくり、園路交差点や、要所には 彫刻・池泉・噴水・飾り鉢などの人工物を配し、刈り込み整形樹や花壇などが設けられているのが特徴です。フランス式庭園はイタリア式庭園の影響を受けて発達したものですが、イタリア式庭園が立体的であるのに対し、平面的で貴族趣味です。また、どちらもシンメトリーなのが特徴です。(新宿御苑にもありますよね!)写真右は庭園から見た建物です。


シアターホールに入りました。演奏もできるホールで、ステージの背景画にも興味があり、ここを下見するのが今回の目的の1つでもありました。残響もなかなかよさそうでした。


ステージから見た客席は2段になっていました。照明がついていれば、背景画も違った風にみえたことでしょう。一応アップしますが、ちゃんと見たい方は直接その目でご覧ください。

ホールに隣接する建物にはシェイクスピアの人形があり、代表的な戯曲についての解説、ポスターなどが展示されていました。


「日本では、発展の象徴かもしれないが、次から次へと建物を壊しては新しく四角いビルを建ててばかりいる」という批判をよく耳にします。
日本には独自の木の文化がありますが、西洋の石の文化には圧倒されコンプレックスを感じることが多々あります。残念ながら日本の住環境とセンスには失望しています。行政や建築に携わる方々には、100年後にも残る家、残したい家を一般人にも実現可能な低コストで建築できる工夫をしていただきたいなと切に思います。TV番組のインタビューで、世界遺産の街に住む人々が、そこに住むことに誇りを持っていると答えるのが羨ましくてなりません。
シェイクスピア・カントリー・パーク、都会の喧騒を離れて、イギリス風のスローライフを感じるのに、なかなかいいですよ。
12.2013
北海道料理の店に行ってきました。
今日は仕事の後、皆(6名)で「北海道はでっかい道 オホーツクの恵み 湧別町 市ヶ谷店 」に行ってきました
北海道料理の和風居酒屋です。
まずドリンクを注文。僕は北海道のお酒は初めてなので、特別純米 国士無双「烈」にしました。。美山錦というお米で作ったものです。竹を切ったとっくりに入れて持ってきてくれました。青竹ではなかったので、竹の香りはほとんどわかりませんでしたが、なかなかの風情でした。
「イカわたルイベ」 ルイベとは冷凍保存した魚を凍ったままで味わう北海道の郷土料理で、アイヌ語の「ル・イペ」( ru・ipe 融けた食べ物)に由来するそうです。シャリシャリに凍ったの状態なので、イカわたの生臭さが感じにくくなり、食べやすくなっていました。

そして「でっかい道 サラダ」 蟹やサーモン、貝が入っていて、ドレッシングが好評でした。

どさんこ もち団子の「湧別かぼちゃもち」と「チーズ入り芋もち」を注文したところ、1皿に盛り付けてくれました。素材の味がわかりやすく、柔らかい餅の食感がとても美味しかったです。

次は「北海道 手作り蟹コロッケ」です。6名なので、3つ頼んで半分ずつ切ってもらいました。結構大きめのコロッケで、本物の蟹が入っているので、このお値段(1個¥580)にも納得です。少し甘めのソースがついていましたが、つけなくても充分いけます。

どさんこ 寿司「オホーツク 十貫盛り合わせ」。右端は「ほっき貝」だそうです。よく見かけるほっき貝はボイルしていて赤いのですが、ここのは鮮度がよいので、さっと湯通しするだけなので、こんな色なのだそうです。

「生炊きいかめし」注文したのですが、写真を撮る前に手が伸びてしまい、紹介できません。中にもち米が入っていて、とても美味しかったです。
皆満足して帰路についたのでした。
北海道料理の和風居酒屋です。
まずドリンクを注文。僕は北海道のお酒は初めてなので、特別純米 国士無双「烈」にしました。。美山錦というお米で作ったものです。竹を切ったとっくりに入れて持ってきてくれました。青竹ではなかったので、竹の香りはほとんどわかりませんでしたが、なかなかの風情でした。
「イカわたルイベ」 ルイベとは冷凍保存した魚を凍ったままで味わう北海道の郷土料理で、アイヌ語の「ル・イペ」( ru・ipe 融けた食べ物)に由来するそうです。シャリシャリに凍ったの状態なので、イカわたの生臭さが感じにくくなり、食べやすくなっていました。

そして「でっかい道 サラダ」 蟹やサーモン、貝が入っていて、ドレッシングが好評でした。

どさんこ もち団子の「湧別かぼちゃもち」と「チーズ入り芋もち」を注文したところ、1皿に盛り付けてくれました。素材の味がわかりやすく、柔らかい餅の食感がとても美味しかったです。

次は「北海道 手作り蟹コロッケ」です。6名なので、3つ頼んで半分ずつ切ってもらいました。結構大きめのコロッケで、本物の蟹が入っているので、このお値段(1個¥580)にも納得です。少し甘めのソースがついていましたが、つけなくても充分いけます。

どさんこ 寿司「オホーツク 十貫盛り合わせ」。右端は「ほっき貝」だそうです。よく見かけるほっき貝はボイルしていて赤いのですが、ここのは鮮度がよいので、さっと湯通しするだけなので、こんな色なのだそうです。

「生炊きいかめし」注文したのですが、写真を撮る前に手が伸びてしまい、紹介できません。中にもち米が入っていて、とても美味しかったです。
皆満足して帰路についたのでした。
11.2013
早稲田大学マンドリン楽部の創立100周年 記念演奏会
今日は生憎の雨でしたが、知人の出演している「早稲田大学マンドリン楽部の創立100周年 記念演奏会」に行ってきました。東京文化会館の大ホールがほぼ満席になるほどの大盛況でした。
最初は現役学生の演奏で、後からOBと現役学生の合同のコンサートで、藤原歌劇団とのビゼーの「カルメン」の抜粋でした。
パンフレットには1913年(大正2年)の創立以来の歴史が書いてありました。1943年(昭和18年)の学徒出陣で部活動停止となり、1945年(昭和20年)に東京大空襲で練習場(部室)が焼失したが、翌年の1946年(昭和21年)には戦後初の定期演奏会が開催されたと記してあり、このような時代を通り過ぎて活動してきた情熱に驚きと感心の念を抱きました。今日の創立100周年の記念演奏会の最年少出演者は19歳、最高齢は80歳で、拍手喝采を浴びていました。
ステージはオーケストラのヴァイオリン、ヴィオラの代わりにタマネギの形のマンドリンやギターが並んでおり、男性陣の赤いネクタイが輝いていました。藤原歌劇団のソリストや合唱団の演奏も素晴らしかったです。僕も「カルメン」は何度も出演したことのある演目なので、充分に楽しめました。

コンサートの後、雨の中、御徒町まで足を延ばし食事をし、日本酒の久保田をいっぱい飲んで、最近よく利用するカフェラミルに行きました。アイリッシュ カフェを注文しました。目の前でアルコールの炎が上がったので写真を撮らせていただきました。ここはカップ&ソーサーの器もアンティークの雰囲気なのでお気に入りの店です。

最初は現役学生の演奏で、後からOBと現役学生の合同のコンサートで、藤原歌劇団とのビゼーの「カルメン」の抜粋でした。
パンフレットには1913年(大正2年)の創立以来の歴史が書いてありました。1943年(昭和18年)の学徒出陣で部活動停止となり、1945年(昭和20年)に東京大空襲で練習場(部室)が焼失したが、翌年の1946年(昭和21年)には戦後初の定期演奏会が開催されたと記してあり、このような時代を通り過ぎて活動してきた情熱に驚きと感心の念を抱きました。今日の創立100周年の記念演奏会の最年少出演者は19歳、最高齢は80歳で、拍手喝采を浴びていました。
ステージはオーケストラのヴァイオリン、ヴィオラの代わりにタマネギの形のマンドリンやギターが並んでおり、男性陣の赤いネクタイが輝いていました。藤原歌劇団のソリストや合唱団の演奏も素晴らしかったです。僕も「カルメン」は何度も出演したことのある演目なので、充分に楽しめました。

コンサートの後、雨の中、御徒町まで足を延ばし食事をし、日本酒の久保田をいっぱい飲んで、最近よく利用するカフェラミルに行きました。アイリッシュ カフェを注文しました。目の前でアルコールの炎が上がったので写真を撮らせていただきました。ここはカップ&ソーサーの器もアンティークの雰囲気なのでお気に入りの店です。

11.2013
「ヌーヴェルあばんせ」でライブでした。
今日は(といっても日付が変わってしまいましたが)「ヌーヴェルあばんせ」でライブでした。
阿部レイさんとは四谷区民ホールで共演したことはあったのですが、その時は挨拶程度でした。シャンソニエでご一緒するのは初めてです。桜井まみさんとはデュエットさせていただいたたこともあり、白浪五人男のパロディーで共演したこともあり、気が置けない仲です。葵 めぐみさんとは初共演でしたが、なんと彼女はフルート奏者でもあり、以前、阿部レイさんと同じ四谷区民ホールの時、フルートでサポートしていただいていたのです。ビックリでした。そして、しばらくぶりに永縄真百合さんのピアノです
かつて六本木のディナーショーで共演したことのある、未果さんの歌で始まりました。葵 めぐみさんは「フルーツサラダの歌」などかわいらしく、桜井まみさんは「カミニート」などでカッコよく決め、阿部レイさんは「ウィーンにて」など美声でしっとりと観客を魅了していました。阿部レイさんの最後のステージだけ拝見させていただいたのですが、とにかく自分の世界に引き込む力が凄い!視線が微塵たりとも泳がないのです。
僕は新緑の美しい爽やかな季節になったので、武満徹作曲の「MI・YO・TA」の他、ジャズ、シャンソン、カンツォーネ、クラシカル・クロスオーバー、オリジナルをすべて網羅しました。あと特記するとしたら、久々に「Caruso」をピアノ弾き語りしたことくらいでしょうか。
ライブ終了後は、皆でおしゃべり。とりわけ阿部レイさんとはいっぱいお話をしました。お互いの音楽歴や、美声ゆえの悩みについて。(笑)
シャンソンの場合、あまり細くて美しい声だと、表現を妨げてしまうことがあるのです。歌の内容より声の美しさの方が際立ってしまうと、観客の意識もそちらへ行ってしまうのでしょう。シャンソンの中でも、年齢を重ねないと歌えないものは特にそうでしょう。そこがクラシックとの大きな違いです。だから「声がキレイだった」と言われるとイヤなんです。
解ります、その気持ち。僕の場合は、ジャズ、シャンソン、カンツォーネ、クラシックなど、それぞれのジャンルにあった歌い方を目指しています。
「自分ならではの表現をする」…結局行きつくところはここです。
阿部レイさんとは四谷区民ホールで共演したことはあったのですが、その時は挨拶程度でした。シャンソニエでご一緒するのは初めてです。桜井まみさんとはデュエットさせていただいたたこともあり、白浪五人男のパロディーで共演したこともあり、気が置けない仲です。葵 めぐみさんとは初共演でしたが、なんと彼女はフルート奏者でもあり、以前、阿部レイさんと同じ四谷区民ホールの時、フルートでサポートしていただいていたのです。ビックリでした。そして、しばらくぶりに永縄真百合さんのピアノです
かつて六本木のディナーショーで共演したことのある、未果さんの歌で始まりました。葵 めぐみさんは「フルーツサラダの歌」などかわいらしく、桜井まみさんは「カミニート」などでカッコよく決め、阿部レイさんは「ウィーンにて」など美声でしっとりと観客を魅了していました。阿部レイさんの最後のステージだけ拝見させていただいたのですが、とにかく自分の世界に引き込む力が凄い!視線が微塵たりとも泳がないのです。
僕は新緑の美しい爽やかな季節になったので、武満徹作曲の「MI・YO・TA」の他、ジャズ、シャンソン、カンツォーネ、クラシカル・クロスオーバー、オリジナルをすべて網羅しました。あと特記するとしたら、久々に「Caruso」をピアノ弾き語りしたことくらいでしょうか。
ライブ終了後は、皆でおしゃべり。とりわけ阿部レイさんとはいっぱいお話をしました。お互いの音楽歴や、美声ゆえの悩みについて。(笑)
シャンソンの場合、あまり細くて美しい声だと、表現を妨げてしまうことがあるのです。歌の内容より声の美しさの方が際立ってしまうと、観客の意識もそちらへ行ってしまうのでしょう。シャンソンの中でも、年齢を重ねないと歌えないものは特にそうでしょう。そこがクラシックとの大きな違いです。だから「声がキレイだった」と言われるとイヤなんです。
解ります、その気持ち。僕の場合は、ジャズ、シャンソン、カンツォーネ、クラシックなど、それぞれのジャンルにあった歌い方を目指しています。
「自分ならではの表現をする」…結局行きつくところはここです。
09.2013
今日の料理:チャイでティー・ブレイク
明日の「ヌーヴェルあばんせ」でのライブに備えて楽譜を直したり、歌詞を確認したり…。普段は練習の合間にコーヒー・ブレイク、というよりコーヒーを飲みながら練習するのですが、今日は久々にインドのチャイでティー・ブレイク。鍋で少量の水で紅茶を煮出し、ミルクを入れて、沸騰する前に火をとめます。ミルクの代わりに豆乳で入れてみました。予め砂糖を入れて甘くするのが特徴ですが、僕は飲む時に砂糖を入れました。

インドのチャイは庶民的な飲み物です。「良い紅茶の葉では美味しいチャイを作る事はできない。ダストティーと呼ばれる低品質の紅茶で、細かいほこりのような茶葉だけを使って煮出すことで美味しいチャイになる」というから驚きです。
でも「植民地時代にインドで作られた紅茶のうち、良質のものは全てイギリスに送られ、インドの庶民には商品にならない紅茶の葉だけが残された」と知って納得。低品質の紅茶でも美味しく飲む知恵だったのですね。
飲むと落ちつきます。

インドのチャイは庶民的な飲み物です。「良い紅茶の葉では美味しいチャイを作る事はできない。ダストティーと呼ばれる低品質の紅茶で、細かいほこりのような茶葉だけを使って煮出すことで美味しいチャイになる」というから驚きです。
でも「植民地時代にインドで作られた紅茶のうち、良質のものは全てイギリスに送られ、インドの庶民には商品にならない紅茶の葉だけが残された」と知って納得。低品質の紅茶でも美味しく飲む知恵だったのですね。
飲むと落ちつきます。
07.2013
サボテンの花が咲いたよ。
今朝サボテンに大きな蕾がついているのに気がついた矢先、昼に花が咲きました。新しい茎だと思っていたら、蕾だったんですね。前回に咲いたのは2010年5月27日ですから、3年ぶりです。このところ忙しくて、水やりがおろそかになりがちだったけれど、さすがサボテンです。茎が干からびてしまってかわいそうですが、必死だったのでしょう、美しいピンクの花を咲かせてくれました。どなたか、このサボテンの種類をご存知の方、教えて下さい。


07.2013
東京スカイツリー
2013年のGWに亀戸天神の藤まつりに出かけ、東京スカイツリーを目指して散歩しました。
亀戸天神の裏から横十間川の川沿いに歩いていきます。ここは近くの天神橋乗船場から水上バスが発着しています。柳島橋を渡って右折すると十間橋に到着しました。ここからは今まで上部しか見えなかった東京スカイツリーの全貌を見ることができます。すると下を流れる北十間川を船が通り過ぎていきました。一昔前の下町情緒を感じさせてくれます。

ここから北十間川沿いに進むとこんな風に見えます。

いつでも来られると思うとなかなか見に来ないものですが、こんなに近くに来たのは初めてです。結構興奮しますね。この角度だと、スカイツリーの上部は円く、足元は三角なのがよく分かります。

GW中なのでSolamachiの周辺はかなりの人出でしたが、水辺はゆったりと休憩できます。

スカイツリーの足元はこんな感じ。この奥には流行りの屋上庭園もあって、憩いの場にもなっています。

業平橋に到着。ここからは本当によく見えます。いい天気で、気持ちも晴れ晴れしてきます。僕のブログは自分自身が写ることが少ないので、撮ることにしました。この写真は16:00過ぎに撮ったものですが、この後16:20頃になると日が傾いて、被写体がビルの影で暗くなってしまいます。記念撮影をされる方は早めにどうぞ。

東京タワーの写真に続き、鉄骨です。
これが建設中、2010年7月12日の写真です。まさに人類の努力と英知の結晶というべきですね。

Solamachiには食べ物から、ファッション、雑貨、お土産まで、いろんなショップが入っています。GW中なので混雑していましたが、平日の午前中よりも夕方頃からが比較的空いているそうです。あっという間に日が暮れてしまいました。

北十間川の噴水もライトアップされます。様々な色に変化して、美しかったです。

皆さんに紹介するために反対側、向島から撮った写真もアップします。こちら側は紫色にライトアップされているのです。

それでは、また!
亀戸天神の裏から横十間川の川沿いに歩いていきます。ここは近くの天神橋乗船場から水上バスが発着しています。柳島橋を渡って右折すると十間橋に到着しました。ここからは今まで上部しか見えなかった東京スカイツリーの全貌を見ることができます。すると下を流れる北十間川を船が通り過ぎていきました。一昔前の下町情緒を感じさせてくれます。

ここから北十間川沿いに進むとこんな風に見えます。

いつでも来られると思うとなかなか見に来ないものですが、こんなに近くに来たのは初めてです。結構興奮しますね。この角度だと、スカイツリーの上部は円く、足元は三角なのがよく分かります。

GW中なのでSolamachiの周辺はかなりの人出でしたが、水辺はゆったりと休憩できます。

スカイツリーの足元はこんな感じ。この奥には流行りの屋上庭園もあって、憩いの場にもなっています。

業平橋に到着。ここからは本当によく見えます。いい天気で、気持ちも晴れ晴れしてきます。僕のブログは自分自身が写ることが少ないので、撮ることにしました。この写真は16:00過ぎに撮ったものですが、この後16:20頃になると日が傾いて、被写体がビルの影で暗くなってしまいます。記念撮影をされる方は早めにどうぞ。


東京タワーの写真に続き、鉄骨です。

これが建設中、2010年7月12日の写真です。まさに人類の努力と英知の結晶というべきですね。

Solamachiには食べ物から、ファッション、雑貨、お土産まで、いろんなショップが入っています。GW中なので混雑していましたが、平日の午前中よりも夕方頃からが比較的空いているそうです。あっという間に日が暮れてしまいました。

北十間川の噴水もライトアップされます。様々な色に変化して、美しかったです。


皆さんに紹介するために反対側、向島から撮った写真もアップします。こちら側は紫色にライトアップされているのです。


それでは、また!
05.2013
ヌーヴェルあばんせ でのライブが間近です。
「ヌーヴェルあばんせ」でのライブが間近になりました。今週金曜日です。
オーナーの意向で、色々な歌い手さんと共演できる機会を与えていただき、毎回楽しみにしているのですが、いよいよ、阿部レイさんと葵 めぐみさんと初共演です。しばらくぶりに永縄真百合さんのピアノです。立夏を過ぎて爽やかな季節になりました。どうぞお楽しみに!
2013.5.10 (金) 会場:ヌーヴェルあばんせ TEL:03(3352)2248
19:00 開場 19:30 開演
¥5,000(1ドリンク・オードブル付き)
阿部レイ(Vo.) 桜井まみ(Vo.) 葵 めぐみ(Vo.) 永縄真百合(Pf.)
地下鉄丸ノ内線 四谷三丁目駅 徒歩5分
オーナーの意向で、色々な歌い手さんと共演できる機会を与えていただき、毎回楽しみにしているのですが、いよいよ、阿部レイさんと葵 めぐみさんと初共演です。しばらくぶりに永縄真百合さんのピアノです。立夏を過ぎて爽やかな季節になりました。どうぞお楽しみに!
2013.5.10 (金) 会場:ヌーヴェルあばんせ TEL:03(3352)2248
19:00 開場 19:30 開演
¥5,000(1ドリンク・オードブル付き)
阿部レイ(Vo.) 桜井まみ(Vo.) 葵 めぐみ(Vo.) 永縄真百合(Pf.)
地下鉄丸ノ内線 四谷三丁目駅 徒歩5分
05.2013
亀戸天神社 藤まつり に行ってきました。
2013年5月3日、GWのさなか、亀戸天神社 藤まつりに行ってきました。
大鳥居をくぐると、目の前に太鼓橋がありました。大鳥居を過ぎると最初にある橋が男橋。太宰府天満宮を模して造られたそうです。池と橋を人の一生に見立てた「三世一念の理」に基づき、この橋は過去を表すそう。 ちなみにこの先、本殿の手前にある橋のは女橋は、希望の未来を表すと言われています。藤の花の時期にこれを渡ってみたくて、やって来たのです。

残念ながら、藤の花は見頃を過ぎていました。今年は咲き始めが早かったのでしょう。4月中に来た方がいいかもしれませんね。

奉納された白い藤の花が美しかったのが、せめてもの救いでした。

過去を表す男橋の上から見た東京スカイツリーです。

黄色い藤の花がちょうど見頃でした。少し葉っぱの形が違うのでしょうか。蜜蜂がせっせと働いていました。

まだかろうじて咲いている紫の藤の花がありました。とっても有難い気持ちになりました。房が長いですね。こんなに長いのは初めてみました。

女橋と本殿。池には鯉の他に亀が沢山いました。亀が岩の上に重なり合って甲羅干しをしていたのがとても微笑ましかったです。周りにいた人たちも皆そう言っていました。

未来を表わす女橋から見た本殿。参拝客でいっぱいです。

本殿と東京スカイツリーのコラボレーション。

白梅と月が描かれた舞殿の屋根には、梅の巴紋の巴瓦が用いられていました。梅づくしですね。

「美しや 紅の色なる 梅の花 あこが顔にも つけたくぞある」 菅原道真の5歳の時の歌だそうです。僕は5歳の時、平仮名の練習をしていたなぁ。和歌なんて知らなかったです。

御神牛座像の周りには人だかりができていて、皆思い思いの場所を触っていました。

道真と牛との縁は深いのですね。
この後、東京スカイツリーまで足を延ばしました。後日紹介しますね。
大鳥居をくぐると、目の前に太鼓橋がありました。大鳥居を過ぎると最初にある橋が男橋。太宰府天満宮を模して造られたそうです。池と橋を人の一生に見立てた「三世一念の理」に基づき、この橋は過去を表すそう。 ちなみにこの先、本殿の手前にある橋のは女橋は、希望の未来を表すと言われています。藤の花の時期にこれを渡ってみたくて、やって来たのです。

残念ながら、藤の花は見頃を過ぎていました。今年は咲き始めが早かったのでしょう。4月中に来た方がいいかもしれませんね。

奉納された白い藤の花が美しかったのが、せめてもの救いでした。

過去を表す男橋の上から見た東京スカイツリーです。

黄色い藤の花がちょうど見頃でした。少し葉っぱの形が違うのでしょうか。蜜蜂がせっせと働いていました。

まだかろうじて咲いている紫の藤の花がありました。とっても有難い気持ちになりました。房が長いですね。こんなに長いのは初めてみました。

女橋と本殿。池には鯉の他に亀が沢山いました。亀が岩の上に重なり合って甲羅干しをしていたのがとても微笑ましかったです。周りにいた人たちも皆そう言っていました。

未来を表わす女橋から見た本殿。参拝客でいっぱいです。

本殿と東京スカイツリーのコラボレーション。

白梅と月が描かれた舞殿の屋根には、梅の巴紋の巴瓦が用いられていました。梅づくしですね。

「美しや 紅の色なる 梅の花 あこが顔にも つけたくぞある」 菅原道真の5歳の時の歌だそうです。僕は5歳の時、平仮名の練習をしていたなぁ。和歌なんて知らなかったです。


御神牛座像の周りには人だかりができていて、皆思い思いの場所を触っていました。


道真と牛との縁は深いのですね。
この後、東京スカイツリーまで足を延ばしました。後日紹介しますね。
02.2013
新緑に萌えた八十八夜
今日は八十八夜でした。夏も近づく八十八夜~と「茶つみ」という歌があるように、立夏の3日前です。我が家の庭も若芽が成長し、新緑に萌えています。
折りしも植物写真家、埴沙萠さんを取り上げたNHKのドキュメンタリー「足元の小宇宙~82歳 植物写真家と見つめる生命~」の放送を見て、「あまりの素晴らしさにすっかり魅せられて感動した」との声をいただいたときでした。日常の何気ないものに目を向けるというコンセプトは以前から考えていたので、天気の良い今日に写真を撮りました。
まずは家の庭から。ドウダンツツジの新緑です。きめ細かい葉っぱの表面から様々に色を反射しています。

そして、名前がわからないのですが、鮮やかな若葉が印象的だったので撮りました。葉脈がまるで手のひらの皺のようです。

これも名前がわからないのですが、毎年家の片隅にひっそりと咲く花。

あまりに地味で、庭つくりのメインにはなれないのですが、なんかいい感じなのです。ほっとするというか…。まさにナチュラル・ガーデンです…?
そして「雑草という草はない」という言葉を思い出させてくれるのです。
これは昭和天皇のお言葉ですね。「雑草という草はない。どんな植物でもみな名前があって、それぞれ自分の好きな場所で生を営んでいる。人間の一方的な考え方で、これを雑草として決め付けてしまうのはいけない。注意するように。」
小さな生命体も人間どうしでも同じですね。互いに尊重しあえて生きていける世界は大切です。
見上げるとサルスベリと椎の木の間から青い空が見えました。そして次の瞬間、雲から太陽が出て植物を強く照らすと、葉っぱが透けて見えました。

ふと足元を見ると、上の葉っぱの影が下の葉っぱに光の影を映していました。光を反射して木々の葉は輝き、その下には闇の世界が存在します。フランスの画家:モネが光を描こうとしていたように、ここからしばらくは光と影がテーマになります。

我が家の庭から近所の公園に繰り出しました。イチョウの並木です。
木漏れ日が眩しくて、直視出来なかったのですが、撮れた写真を見ると、光の輪が舞っていました。まるで光のコンタクトレンズですね。

石畳の階段の隙間から頑張っていました。人間の都合でアスファルトで覆った地面の隙間を押し広げて生えている植物は至る所に見られます。手つかずの自然もいいですが、人間が手を加えることで自然は居心地よくなります。

公園ではパンジーやツツジの花が整然と咲き誇っていました。それらも写真に収めたのですが、今日のブログは違うテーマです。
これは、いつか雪だるまを作った丘。(2013.1.15)全く違う風景になりました。

ちょっとした草原が広がります。ぽかぽか陽気のGWらしく、子どもたちが遊び、ウォーキングを楽しむ人が時折通り過ぎます。子どものころ田舎で遊んだ風景に似ています。シロツメグサ、おおいぬのふぐり、ぺんぺんぐさ、ヤハズエンドウ、ヘビイチゴ…よく昆虫を追いかけ走り回ったものでした。

別の場所にはタンポポの綿毛が。

小動物や妖精から見ると、こんな感じでしょうか?(ちょっとピントが残念!)

家に戻って、もっとミクロの世界を見たくなりました。これは以前紹介した、我が家の蹲(つくばい)がわりの石臼です。

梅雨どきになると浮草がびっしりとひろがります。良く見ると、水の中の古い落ち葉と、水面に映りこんが木々の枝が重なって見え、浮草の周りに水が弧を描いています。

不思議な色の世界です。
折りしも植物写真家、埴沙萠さんを取り上げたNHKのドキュメンタリー「足元の小宇宙~82歳 植物写真家と見つめる生命~」の放送を見て、「あまりの素晴らしさにすっかり魅せられて感動した」との声をいただいたときでした。日常の何気ないものに目を向けるというコンセプトは以前から考えていたので、天気の良い今日に写真を撮りました。
まずは家の庭から。ドウダンツツジの新緑です。きめ細かい葉っぱの表面から様々に色を反射しています。

そして、名前がわからないのですが、鮮やかな若葉が印象的だったので撮りました。葉脈がまるで手のひらの皺のようです。

これも名前がわからないのですが、毎年家の片隅にひっそりと咲く花。

あまりに地味で、庭つくりのメインにはなれないのですが、なんかいい感じなのです。ほっとするというか…。まさにナチュラル・ガーデンです…?
そして「雑草という草はない」という言葉を思い出させてくれるのです。
これは昭和天皇のお言葉ですね。「雑草という草はない。どんな植物でもみな名前があって、それぞれ自分の好きな場所で生を営んでいる。人間の一方的な考え方で、これを雑草として決め付けてしまうのはいけない。注意するように。」
小さな生命体も人間どうしでも同じですね。互いに尊重しあえて生きていける世界は大切です。
見上げるとサルスベリと椎の木の間から青い空が見えました。そして次の瞬間、雲から太陽が出て植物を強く照らすと、葉っぱが透けて見えました。

ふと足元を見ると、上の葉っぱの影が下の葉っぱに光の影を映していました。光を反射して木々の葉は輝き、その下には闇の世界が存在します。フランスの画家:モネが光を描こうとしていたように、ここからしばらくは光と影がテーマになります。

我が家の庭から近所の公園に繰り出しました。イチョウの並木です。

木漏れ日が眩しくて、直視出来なかったのですが、撮れた写真を見ると、光の輪が舞っていました。まるで光のコンタクトレンズですね。

石畳の階段の隙間から頑張っていました。人間の都合でアスファルトで覆った地面の隙間を押し広げて生えている植物は至る所に見られます。手つかずの自然もいいですが、人間が手を加えることで自然は居心地よくなります。

公園ではパンジーやツツジの花が整然と咲き誇っていました。それらも写真に収めたのですが、今日のブログは違うテーマです。
これは、いつか雪だるまを作った丘。(2013.1.15)全く違う風景になりました。

ちょっとした草原が広がります。ぽかぽか陽気のGWらしく、子どもたちが遊び、ウォーキングを楽しむ人が時折通り過ぎます。子どものころ田舎で遊んだ風景に似ています。シロツメグサ、おおいぬのふぐり、ぺんぺんぐさ、ヤハズエンドウ、ヘビイチゴ…よく昆虫を追いかけ走り回ったものでした。

別の場所にはタンポポの綿毛が。

小動物や妖精から見ると、こんな感じでしょうか?(ちょっとピントが残念!)

家に戻って、もっとミクロの世界を見たくなりました。これは以前紹介した、我が家の蹲(つくばい)がわりの石臼です。

梅雨どきになると浮草がびっしりとひろがります。良く見ると、水の中の古い落ち葉と、水面に映りこんが木々の枝が重なって見え、浮草の周りに水が弧を描いています。

不思議な色の世界です。