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■ライブ・スケジュール 詳細を見る
2023年
9月30日(土)Live CUSTER(ライブ·カスター)
14:00 Open/14:30 Start
地下鉄:千代田線湯島駅 銀座線上野広小路駅
JR御徒町駅
11月25日(土)Live CUSTER(ライブ·カスター)
14:00 Open/14:30 Start
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12.2018
柴又帝釈天に初詣(2)矢切りの渡し&山本亭
柴又帝釈天に参拝してから、あの「矢切りの渡し」へ向かいました。
4月上旬並みのポカポカ陽気に、広々とした江戸川河川敷、
すっきりと晴れた空で清々しい気分。
自然に歌を口ずさみました。
生憎、渡し船の営業は土日祝日のみ、新年の営業も昨日まででした。
土手には左は江戸、右は松戸と刻まれた石碑があり、
矢切りの渡しが交通の要所であったことを物語っていました。


土手から見える「山本亭」。
寅さんミュージアムの階段を降りていきました。
ここはカメラ部品製造の山本工場の創始者:山本栄之助の邸宅だった所です。
1988年に葛飾区の所有となり、1991年から一般公開されています。
アメリカの日本庭園雑誌「Sukiya Living ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」の
日本庭園ランキングで、2016年 第3位にランクインしています。
決して大庭園とは言えない規模にもかかわらず、連続上位ランクインするとは、
必ずしも広大な敷地でなくても良い庭園は造れるという、
日本庭園の奥深さを感じます。


家屋は数寄屋造りと西洋建築の和洋折衷。

歪んだ窓ガラス越しに庭園を眺め、「雪が積もっているときにも来たいね」と話しながら、
お茶をいただきました。


帰り道に柴又駅の近くで、昭和レトロな駄菓子屋さんに立ち寄りました

朝見かけた寅さんとさくらは、傾きかけた陽に照らされていました。

黄昏時には早かったけれど、柴又をあとにしました。
4月上旬並みのポカポカ陽気に、広々とした江戸川河川敷、
すっきりと晴れた空で清々しい気分。
自然に歌を口ずさみました。
生憎、渡し船の営業は土日祝日のみ、新年の営業も昨日まででした。
土手には左は江戸、右は松戸と刻まれた石碑があり、
矢切りの渡しが交通の要所であったことを物語っていました。




土手から見える「山本亭」。
寅さんミュージアムの階段を降りていきました。
ここはカメラ部品製造の山本工場の創始者:山本栄之助の邸宅だった所です。
1988年に葛飾区の所有となり、1991年から一般公開されています。
アメリカの日本庭園雑誌「Sukiya Living ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」の
日本庭園ランキングで、2016年 第3位にランクインしています。
決して大庭園とは言えない規模にもかかわらず、連続上位ランクインするとは、
必ずしも広大な敷地でなくても良い庭園は造れるという、
日本庭園の奥深さを感じます。




家屋は数寄屋造りと西洋建築の和洋折衷。


歪んだ窓ガラス越しに庭園を眺め、「雪が積もっているときにも来たいね」と話しながら、
お茶をいただきました。



帰り道に柴又駅の近くで、昭和レトロな駄菓子屋さんに立ち寄りました


朝見かけた寅さんとさくらは、傾きかけた陽に照らされていました。


黄昏時には早かったけれど、柴又をあとにしました。
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07.2015
千葉市ゆかりの家・いなげ(旧愛新覚羅溥傑邸)
「流転の王妃・最後の皇弟」が2夜連続で放送されました。
清朝最後の皇帝:愛新覚羅溥儀の実弟である愛新覚羅溥傑(あいしんかくらふけつ)氏と浩夫人(旧姓:嵯峨)が、新婚時代に過ごした寓居が今も「千葉市ゆかりの家・いなげ」として残っています。
何年か前に訪れたときの写真を紹介します。
稲毛浅間神社のすぐそばの高台に位置し、昭和初期の面影を残す木造住宅です。この高台の下は、かつて海水浴ができる避暑地として人気のあった稲毛海岸で、近くには旧神谷伝兵衛稲毛別荘もあります。現在は埋め立てられて住宅地になっていますが、この庭の向こうには海が広がっていたのですね。

内部は床の間のある和室がつながり、立派な書の掛け軸が掛けられていました。書道教室のような趣です。開け放たれた縁側と、襖やガラス戸に切り取られた庭の眺めは、初めての方でもどこか懐かしさが感じられるはず…。
ドラマでは畳の上に直接テーブルと椅子を置き、「まだ絨毯も敷いていないのよ、笑わないでくださいね。(浩)」「ここでは普通の暮らしがしたいのです…。(溥傑)」なんて言っていました。ここにはわずか半年ほどしか住んでいなかったのだそうです。
唯一の洋間。浩夫人の写真が飾られています。

当時は一般的ではなかった国際結婚、しかも政略結婚とはいえ、晩年亡くなるまで仲睦ましかった二人。激動の時代、波乱万丈な人生とは対照的な静かな佇まいの中、愛新覚羅溥傑の書や溥傑の写真などが展示されています。
ドラマを見て、改めて訪問し、細部まで確認したいと思いました。
清朝最後の皇帝:愛新覚羅溥儀の実弟である愛新覚羅溥傑(あいしんかくらふけつ)氏と浩夫人(旧姓:嵯峨)が、新婚時代に過ごした寓居が今も「千葉市ゆかりの家・いなげ」として残っています。
何年か前に訪れたときの写真を紹介します。
稲毛浅間神社のすぐそばの高台に位置し、昭和初期の面影を残す木造住宅です。この高台の下は、かつて海水浴ができる避暑地として人気のあった稲毛海岸で、近くには旧神谷伝兵衛稲毛別荘もあります。現在は埋め立てられて住宅地になっていますが、この庭の向こうには海が広がっていたのですね。


内部は床の間のある和室がつながり、立派な書の掛け軸が掛けられていました。書道教室のような趣です。開け放たれた縁側と、襖やガラス戸に切り取られた庭の眺めは、初めての方でもどこか懐かしさが感じられるはず…。
ドラマでは畳の上に直接テーブルと椅子を置き、「まだ絨毯も敷いていないのよ、笑わないでくださいね。(浩)」「ここでは普通の暮らしがしたいのです…。(溥傑)」なんて言っていました。ここにはわずか半年ほどしか住んでいなかったのだそうです。


唯一の洋間。浩夫人の写真が飾られています。

当時は一般的ではなかった国際結婚、しかも政略結婚とはいえ、晩年亡くなるまで仲睦ましかった二人。激動の時代、波乱万丈な人生とは対照的な静かな佇まいの中、愛新覚羅溥傑の書や溥傑の写真などが展示されています。
ドラマを見て、改めて訪問し、細部まで確認したいと思いました。
31.2014
小笠原伯爵邸(2)
2014年7月28日(月)の小笠原伯爵邸見学の続きです。
グランド・サロンはかつては食堂でした。ついシャンデリアに目がいきがちですが、中央の大テーブルは唯一残された家具の一つで、実際に伯爵家が使っていたものだそうです。(他のお客様が利用されていたため写真には写っていませんが、小笠原伯爵邸のHPでご覧になれます。)
ダークブラウンで重厚感のある部屋ですね。個人的には書斎として使用したい趣です。
グランド・サロンの隣はピアノのあるラウンジがつながっています。先程のダークブラウンとは打って変わって、白やベージュを基調としたクラシカルでエレガントな雰囲気です。窓枠も白くなっていますが、窓の斜めの格子はグランド・サロンと同様に統一されています。ピアノや木製家具が床のブラウンに近い色に統一され、暖色系のゴージャスなアクセント・ラグと上手くコーディネートされています。窓のステンドグラスも主張しすぎず…さすがです!お酒も置いてありますが、こんなふかふかのソファーで飲めば、くつろげそうです。


そしてイスラム風のデザインで統一されたシガールーム。 当時の男性の社交場でした。豪華なイスラム装飾に圧倒されます。

庭に出てみました。シガールームの外観はこうなっているんですね。唐草模様は西アジアの雰囲気ですが、太陽のモチーフなどがちょっとポップな印象です。噴水越しに見る建物も素敵です。噴水では3組のつがいの鳩たちが戯れています。

オリーブの記念樹がありました。日本スペイン交流400年を祝して、スペイン・アンダルシアより推定樹齢500年のオリーブの木が2013年の春に記念植樹されたのだそうです。

一通り見学を終えて、再び中に入り記念撮影をしました。写真下中央のパティオの横の廊下もシンプルで気に入りました。

最後にギャラリーの鶏の絵画と、屋外にあった鶏のパン焼き窯などの鶏グッズを紹介します。鶏の他にも噴水の鳩をはじめ正面玄関の鳥の形の植え込みなど鳥のモチーフが沢山ありました。


これだけ鶏にこだわるのは、「バルセロスの雄鶏(ポルトガル)」、スペインではサント・ドミンゴ・デ・ カルサダの鶏伝説を意識してのことなのか、スタッフに尋ねてみたのですが、確かなことは解りませんでした。
しかし、後で小笠原伯爵について調べてみたら、小笠原 長幹氏…おがさわら ながよし、1885(明治18)- 1935(昭和10)の干支は酉年でした。(笑)
ご自身の干支である鶏がお好きだったのですね。そこからスペインではサント・ドミンゴ・デ・ カルサダの鶏伝説につながっていったかどうかは不明です。
以上、2回に亘って小笠原伯爵邸を紹介しました。再び訪れてみたい場所がまた1つ増えました。
グランド・サロンはかつては食堂でした。ついシャンデリアに目がいきがちですが、中央の大テーブルは唯一残された家具の一つで、実際に伯爵家が使っていたものだそうです。(他のお客様が利用されていたため写真には写っていませんが、小笠原伯爵邸のHPでご覧になれます。)
ダークブラウンで重厚感のある部屋ですね。個人的には書斎として使用したい趣です。


グランド・サロンの隣はピアノのあるラウンジがつながっています。先程のダークブラウンとは打って変わって、白やベージュを基調としたクラシカルでエレガントな雰囲気です。窓枠も白くなっていますが、窓の斜めの格子はグランド・サロンと同様に統一されています。ピアノや木製家具が床のブラウンに近い色に統一され、暖色系のゴージャスなアクセント・ラグと上手くコーディネートされています。窓のステンドグラスも主張しすぎず…さすがです!お酒も置いてありますが、こんなふかふかのソファーで飲めば、くつろげそうです。




そしてイスラム風のデザインで統一されたシガールーム。 当時の男性の社交場でした。豪華なイスラム装飾に圧倒されます。


庭に出てみました。シガールームの外観はこうなっているんですね。唐草模様は西アジアの雰囲気ですが、太陽のモチーフなどがちょっとポップな印象です。噴水越しに見る建物も素敵です。噴水では3組のつがいの鳩たちが戯れています。


オリーブの記念樹がありました。日本スペイン交流400年を祝して、スペイン・アンダルシアより推定樹齢500年のオリーブの木が2013年の春に記念植樹されたのだそうです。


一通り見学を終えて、再び中に入り記念撮影をしました。写真下中央のパティオの横の廊下もシンプルで気に入りました。



最後にギャラリーの鶏の絵画と、屋外にあった鶏のパン焼き窯などの鶏グッズを紹介します。鶏の他にも噴水の鳩をはじめ正面玄関の鳥の形の植え込みなど鳥のモチーフが沢山ありました。





これだけ鶏にこだわるのは、「バルセロスの雄鶏(ポルトガル)」、スペインではサント・ドミンゴ・デ・ カルサダの鶏伝説を意識してのことなのか、スタッフに尋ねてみたのですが、確かなことは解りませんでした。
しかし、後で小笠原伯爵について調べてみたら、小笠原 長幹氏…おがさわら ながよし、1885(明治18)- 1935(昭和10)の干支は酉年でした。(笑)
ご自身の干支である鶏がお好きだったのですね。そこからスペインではサント・ドミンゴ・デ・ カルサダの鶏伝説につながっていったかどうかは不明です。
以上、2回に亘って小笠原伯爵邸を紹介しました。再び訪れてみたい場所がまた1つ増えました。
30.2014
小笠原伯爵邸(1)
2014年7月28日(月)みんなで小笠原伯爵邸を見学してきました。東京都選定歴史的建造物(第66号)です。
1927年(昭和2年)に建てられた笠原長幹伯爵の邸宅が75年の時を経て甦りました。
掻き落とし仕上げと呼ばれるクリーム色の外壁にエメラルドグリーンのスペイン瓦。
イスラム風の濃密華麗な装飾。
当時の芸術の粋が結集したスパニッシュ様式の館を紹介します。
15:00に大江戸線の若松河田駅 河田口に集合。地上出口の交番のすぐそばに小笠原伯爵邸はあります。
正面玄関の葡萄棚のデザインキャノピー(天蓋・ひさし)がお洒落です。
見学は15:30~17:00なので、予定通り、先にカフェを利用することにしました。全員で一緒に座れる席がなかったので、パティオ(中庭)に案内されました。この日は湿度がそれほど高くなく、カラッと晴れていて、まるでスペインにいるようでした。
ロの字型のパティオなので、プラーバシーを保ったうえ、夏の暑い日射しは遮ってくれて、本当に有効活用できていますね。オリーブとバラが元気に繁っています。
パティオに配された階段を上ると、芝生のルーフガーデンがあります。2Fの部屋から出られるようになっていて、プライベートな空間のイメージです。今は周囲にマンションがありますが、当時は広々としていたでしょうね。

ルーフガーデンには日よけのテントのようなものが設置されていて、小さなシャンデリアがあるような凝りよう。下を見下ろすと、庭が一望できます。

1Fに下りて、サロン・ギャラリーから見学しました。鶏や花の絵画を沢山展示してあるのが印象的です。採光のために天窓がありますね。

メインダイニングに寄りました。後で調べたら、かつて書斎・居間として利用されていたのだそう…。こんな広々とした部屋が書斎だなんて、驚きです。奥のベランダも今はダイニングとして使われています。

この後、グランド・サロン(旧食堂)へと続きます。
1927年(昭和2年)に建てられた笠原長幹伯爵の邸宅が75年の時を経て甦りました。
掻き落とし仕上げと呼ばれるクリーム色の外壁にエメラルドグリーンのスペイン瓦。
イスラム風の濃密華麗な装飾。
当時の芸術の粋が結集したスパニッシュ様式の館を紹介します。
15:00に大江戸線の若松河田駅 河田口に集合。地上出口の交番のすぐそばに小笠原伯爵邸はあります。
正面玄関の葡萄棚のデザインキャノピー(天蓋・ひさし)がお洒落です。


見学は15:30~17:00なので、予定通り、先にカフェを利用することにしました。全員で一緒に座れる席がなかったので、パティオ(中庭)に案内されました。この日は湿度がそれほど高くなく、カラッと晴れていて、まるでスペインにいるようでした。


ロの字型のパティオなので、プラーバシーを保ったうえ、夏の暑い日射しは遮ってくれて、本当に有効活用できていますね。オリーブとバラが元気に繁っています。


パティオに配された階段を上ると、芝生のルーフガーデンがあります。2Fの部屋から出られるようになっていて、プライベートな空間のイメージです。今は周囲にマンションがありますが、当時は広々としていたでしょうね。


ルーフガーデンには日よけのテントのようなものが設置されていて、小さなシャンデリアがあるような凝りよう。下を見下ろすと、庭が一望できます。


1Fに下りて、サロン・ギャラリーから見学しました。鶏や花の絵画を沢山展示してあるのが印象的です。採光のために天窓がありますね。


メインダイニングに寄りました。後で調べたら、かつて書斎・居間として利用されていたのだそう…。こんな広々とした部屋が書斎だなんて、驚きです。奥のベランダも今はダイニングとして使われています。


この後、グランド・サロン(旧食堂)へと続きます。