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■ライブ・スケジュール 詳細を見る
2023年
9月30日(土)Live CUSTER(ライブ·カスター)
14:00 Open/14:30 Start
地下鉄:千代田線湯島駅 銀座線上野広小路駅
JR御徒町駅
11月25日(土)Live CUSTER(ライブ·カスター)
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16.2014
志太 シンフォニールージュ -プレミアム- 2010(Premium Symphonie Rouge)
志太 2006 SUR LIEに続いて紹介するのは、志太 シンフォニールージュ -プレミアム- 2010(Premium Symphonie Rouge )。
「自社畑のプティ・ヴェルド、メルロー、少しのカベルネ・ソービニヨンを
ブレンドして造りました。
自社農場原料100%、中伊豆ワイナリーのフラッグシップです。
プラム、カシスを思わせる赤黒く、熟した果物の香りに
カカオ、チョコレートのような香りが混じります。
のど越しは滑らかですが、余韻はかなり長く、
時間が経つにつれ香りが変化します。
中伊豆ワイナリーのトップキュベをお楽しみください。」

ラベルには上記の説明がありますので、あえて僕が申し上げるまでもありません。
ただ、中伊豆ワイナリーのフラッグシップと書いてあるように、しっかりとした呑みごたえのあるワインでした。
プティ・ヴェルド(Petit Verdot)はフランス・ボルドーの黒葡萄の品種の1つで、色が良く、酸味とタンニンに富む。
一方、メルロー(Merlot)もフランスのボルドーを発祥地とする代表的な赤ワイン用の品種で、カベルネ・ソーヴィニョン(Cabernet Sauvignon)ほど酸味やタンニンは強くなく、芳醇でまろやかな味わい。
そして世界的に最も有名なカベルネ・ソーヴィニョン(Cabernet Sauvignon)。タンニンが多く、強い渋味のある濃厚な味わい。
上記はこのワインを構成している葡萄の各品種の一般的に言われている特徴です。
これらの品種のハーモニーが、シンフォニールージュの名前の由来なのでしょう。
「自社畑のプティ・ヴェルド、メルロー、少しのカベルネ・ソービニヨンを
ブレンドして造りました。
自社農場原料100%、中伊豆ワイナリーのフラッグシップです。
プラム、カシスを思わせる赤黒く、熟した果物の香りに
カカオ、チョコレートのような香りが混じります。
のど越しは滑らかですが、余韻はかなり長く、
時間が経つにつれ香りが変化します。
中伊豆ワイナリーのトップキュベをお楽しみください。」

ラベルには上記の説明がありますので、あえて僕が申し上げるまでもありません。
ただ、中伊豆ワイナリーのフラッグシップと書いてあるように、しっかりとした呑みごたえのあるワインでした。
プティ・ヴェルド(Petit Verdot)はフランス・ボルドーの黒葡萄の品種の1つで、色が良く、酸味とタンニンに富む。
一方、メルロー(Merlot)もフランスのボルドーを発祥地とする代表的な赤ワイン用の品種で、カベルネ・ソーヴィニョン(Cabernet Sauvignon)ほど酸味やタンニンは強くなく、芳醇でまろやかな味わい。
そして世界的に最も有名なカベルネ・ソーヴィニョン(Cabernet Sauvignon)。タンニンが多く、強い渋味のある濃厚な味わい。
上記はこのワインを構成している葡萄の各品種の一般的に言われている特徴です。
これらの品種のハーモニーが、シンフォニールージュの名前の由来なのでしょう。
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15.2014
志太 シュール・リー 2006 (Sur Lie)
今日紹介するワインは志太 2006 SUR LIE(シュール・リー)です。シュール・リーとはフランス語で「澱(オリ:酵母等)の上」という意味で、辛口・白ワインに適用される方法です。
通常、醗酵が終ったブドウ酒は、オリが沈むと、上澄みのワインを早期に別 のタンクへ移動します。この作業をオリ引きといいます。オリと長い間接触させておくと、オリ臭が付くなど品質が劣化する危険があるためです。またオリ引き作業中に空気と接触させることにより、新酒に存在する未熟な臭を消す効果 もあるのだそうす。
ところが、あえてオリと長期に接触させるシュール・リー法だと、瓶詰までタンク移動をしないため、空気の接触が少なく、フレッシュでフルーティな香味を保持させるることができるのです。また、オリ(酵母)が自己消化して、ワインに旨味を与えてくれます。苦味が少なくなるのは辛口・白ワインにとって大きな利点ですね。

写真の2006 SUR LIEは、Japan Wine Competition 2007で金賞を受賞しています。甲州種ぶどう、山梨県勝沼・下岩崎 志太農場で2006年10月19日に20t収穫されたもので、シュール・リー期間は約4ケ月、フランス産オーク樽・ミディアムトースト使用です。
山梨県勝沼にある契約農家が栽培している葡萄を伊豆のワイナリーで製造しているそうです。
現在2014年ですから、結構ねかせたことになります。かなり琥珀色になっています。瓶詰された後もワインの中に含まれる酸素で酸化しますし、このワインはあまり細かくろ過されていないため、中の粒子が変色することがあるのだそうです。飲む時期によって多少風味が変化するのもワインの醍醐味ですよね。
残念ながらこのシュール・リーは、志太 伊豆ワイナリーでは現在製造されていません。一時期シュール・リーの人気が出て、価格が上昇してしまい、製造を中止してしまったのだそうです。
代わりに、中伊豆ワイナリー(白・辛口)というのがシュール・リーと銘打っていないものの、実質的にシュール・リーで、コンクールにも出さず、お求めしやすい価格を維持しているのだそうです。
通常、醗酵が終ったブドウ酒は、オリが沈むと、上澄みのワインを早期に別 のタンクへ移動します。この作業をオリ引きといいます。オリと長い間接触させておくと、オリ臭が付くなど品質が劣化する危険があるためです。またオリ引き作業中に空気と接触させることにより、新酒に存在する未熟な臭を消す効果 もあるのだそうす。
ところが、あえてオリと長期に接触させるシュール・リー法だと、瓶詰までタンク移動をしないため、空気の接触が少なく、フレッシュでフルーティな香味を保持させるることができるのです。また、オリ(酵母)が自己消化して、ワインに旨味を与えてくれます。苦味が少なくなるのは辛口・白ワインにとって大きな利点ですね。

写真の2006 SUR LIEは、Japan Wine Competition 2007で金賞を受賞しています。甲州種ぶどう、山梨県勝沼・下岩崎 志太農場で2006年10月19日に20t収穫されたもので、シュール・リー期間は約4ケ月、フランス産オーク樽・ミディアムトースト使用です。
山梨県勝沼にある契約農家が栽培している葡萄を伊豆のワイナリーで製造しているそうです。
現在2014年ですから、結構ねかせたことになります。かなり琥珀色になっています。瓶詰された後もワインの中に含まれる酸素で酸化しますし、このワインはあまり細かくろ過されていないため、中の粒子が変色することがあるのだそうです。飲む時期によって多少風味が変化するのもワインの醍醐味ですよね。
残念ながらこのシュール・リーは、志太 伊豆ワイナリーでは現在製造されていません。一時期シュール・リーの人気が出て、価格が上昇してしまい、製造を中止してしまったのだそうです。
代わりに、中伊豆ワイナリー(白・辛口)というのがシュール・リーと銘打っていないものの、実質的にシュール・リーで、コンクールにも出さず、お求めしやすい価格を維持しているのだそうです。
26.2013
イタリアワイン:DONNAFUGATA Sherazade
雨が強く降っています。ボジョレー解禁を機に、このところまだアップしてなかったワインを一気に紹介しております。元々このワインのコーナーは備忘録を兼ねたものなので、飲めない方や関心のない方はご免なさい。
ところで、このところフィギアスケートも盛り上がりを見せ、オリンピックが楽しみになりました。
そのフィギアスケートでしばしば用いられるプログラムで「シェヘラザード」という曲があります。「シェエラザード」とも表記されるようです。元々はニコライ・アンドレイェヴィチ・リムスキー=コルサコフ作曲の交響組曲(1888年)で、千夜一夜物語の語り手:シェヘラザードの物語をテーマとしてる曲です。The Young Prince and the Young Princessを聴けば、ああアレか!と思い出すでしょう。
そこで今日紹介するワインはイタリアのシチリアのDONNAFUGATA Sherazade(ドンナフガータ・シェエラザード)。
このワインとの出会いは、東京駅八重洲口のSABATINI di Firenze 大丸東京店で友人たちとデイナーをいただいた時、アラビアインナイトとオリエンタルなムードに魅かれて選んだのがきっかけです。ソムリエらしき女性スタッフが産地など丁寧に説明してくれました。そして友人たちとの会話で、東洋と西洋の境はどこなのか解らないという話題があがりました。
後で調べたのですが、ドンナフガータ(逃げた女)社という名は、19世紀初頭にブルボン朝の王フェルナンデス4世の妃マリア・カロリーナ王女が、ナポリで起きた革命を逃れてシチリアのコンテッサ・エンテリーナの地へ逃げてきたという歴史に由来するそうです。フーガの語源ですね。
因みにマリア・カロリーナはマリア・テレジアの娘で、マリー・アントワネットの姉です。アントワネットの処刑後はさぞショックだったことでしょうし、嫁ぎ先のナポリを追放されて、晩年は大変な人生だったようです。
さて、DONNAFUGATA Sherazade「シェラザーデ」(あえてイタリア語読み)は菫や、ブラックチェリー、それからスパイシーな香り、程良いタンニン、持続性のある余韻…などと説明がありましたが、菫ってどんな香りだっけ? 確かにフルーティーな口当りでした。記憶が薄れてしまって、これでは備忘録になりません。ただ、はっきり憶えているのは、ワインの味や香りが千夜一夜物語をイメージさせるのではなく、「シェラザーデ」とネーミングした製造者の、千夜一夜物語に対する憧れに想いを馳せながら飲むのも乙だな、と感じたことです。
地中海の中にあり、太陽が輝き、風が吹きぬけるシチリア。 葡萄を植えれば、放っておいても糖度の高い良い実がなる、環境に恵まれたシチリア。僕たちが異国の地に憧れるのと同じように、シチリアの人も東洋の異国の地に憧れの気持ちを持って過ごしているのかな?

「逃げた女」に未練はありませんが、中世ヨーロッパの甲冑のワインボトルキャップで、歴史に想いを馳せてみました。写真のジャスミンは、アジアからアフリカの熱帯が原産なので、今日のブログに合うかと思って…というのはウソで、偶然です。
ところで、このところフィギアスケートも盛り上がりを見せ、オリンピックが楽しみになりました。
そのフィギアスケートでしばしば用いられるプログラムで「シェヘラザード」という曲があります。「シェエラザード」とも表記されるようです。元々はニコライ・アンドレイェヴィチ・リムスキー=コルサコフ作曲の交響組曲(1888年)で、千夜一夜物語の語り手:シェヘラザードの物語をテーマとしてる曲です。The Young Prince and the Young Princessを聴けば、ああアレか!と思い出すでしょう。
そこで今日紹介するワインはイタリアのシチリアのDONNAFUGATA Sherazade(ドンナフガータ・シェエラザード)。
このワインとの出会いは、東京駅八重洲口のSABATINI di Firenze 大丸東京店で友人たちとデイナーをいただいた時、アラビアインナイトとオリエンタルなムードに魅かれて選んだのがきっかけです。ソムリエらしき女性スタッフが産地など丁寧に説明してくれました。そして友人たちとの会話で、東洋と西洋の境はどこなのか解らないという話題があがりました。
後で調べたのですが、ドンナフガータ(逃げた女)社という名は、19世紀初頭にブルボン朝の王フェルナンデス4世の妃マリア・カロリーナ王女が、ナポリで起きた革命を逃れてシチリアのコンテッサ・エンテリーナの地へ逃げてきたという歴史に由来するそうです。フーガの語源ですね。
因みにマリア・カロリーナはマリア・テレジアの娘で、マリー・アントワネットの姉です。アントワネットの処刑後はさぞショックだったことでしょうし、嫁ぎ先のナポリを追放されて、晩年は大変な人生だったようです。
さて、DONNAFUGATA Sherazade「シェラザーデ」(あえてイタリア語読み)は菫や、ブラックチェリー、それからスパイシーな香り、程良いタンニン、持続性のある余韻…などと説明がありましたが、菫ってどんな香りだっけ? 確かにフルーティーな口当りでした。記憶が薄れてしまって、これでは備忘録になりません。ただ、はっきり憶えているのは、ワインの味や香りが千夜一夜物語をイメージさせるのではなく、「シェラザーデ」とネーミングした製造者の、千夜一夜物語に対する憧れに想いを馳せながら飲むのも乙だな、と感じたことです。
地中海の中にあり、太陽が輝き、風が吹きぬけるシチリア。 葡萄を植えれば、放っておいても糖度の高い良い実がなる、環境に恵まれたシチリア。僕たちが異国の地に憧れるのと同じように、シチリアの人も東洋の異国の地に憧れの気持ちを持って過ごしているのかな?


「逃げた女」に未練はありませんが、中世ヨーロッパの甲冑のワインボトルキャップで、歴史に想いを馳せてみました。写真のジャスミンは、アジアからアフリカの熱帯が原産なので、今日のブログに合うかと思って…というのはウソで、偶然です。
25.2013
国産ワイン:Chareau Mars 穂坂 収穫 2012 (赤)
今日紹介するワインは、お土産にいただいた本坊酒造 山梨マルスワイナリーのカベルネ・ベリーA 穂坂 収穫 2012 (赤)です。
ラベルに書かれた説明によると、山梨県韮崎市穂坂地区の茅ヶ岳の標高400~700mの山麓南西斜面は日照時間が長く、少雨冷涼な気候で風通しがよく、やや粘性のある土壌がもたらす自然環境から凝縮度が高く、腰の強い葡萄がとれるのだそうです。
穂坂産カベルネ・ソーヴィニヨン種とマスカット・ベリー種の持つ「力強さ」と「柔らかさ」の2つの特徴をうまく調和させたワイン、ということです。
ラベルの左上には「部門最高賞」と「Japan Wine Competition 2013 銀賞」のシールが貼ってあります。部門最高賞とは、同じ価格帯(コスト・パフォーマンス)での第1位ということでしょうか。きっと大変な努力と試行錯誤を経て作られたことでしょう。55,000本が多いのか希少なのかはよくわかりませんが、ミディアムボディなので軽くも重くもなく、やや辛口だと聞きましたが、大変飲みやすいワインだと思います。「マルスの赤ワイン造りにおける『基本』となる自信作」という言葉に間違いないと思いました。

韮崎には仕事で行ったことがあります。その時は甲府に宿泊し、ほうとう(餺飥)を食べました。そして早朝に城跡に登り、雲の切れ間から富士山が見えるのを待ちました。そんなことを思い出しました。ありがとうございました。
ラベルに書かれた説明によると、山梨県韮崎市穂坂地区の茅ヶ岳の標高400~700mの山麓南西斜面は日照時間が長く、少雨冷涼な気候で風通しがよく、やや粘性のある土壌がもたらす自然環境から凝縮度が高く、腰の強い葡萄がとれるのだそうです。
穂坂産カベルネ・ソーヴィニヨン種とマスカット・ベリー種の持つ「力強さ」と「柔らかさ」の2つの特徴をうまく調和させたワイン、ということです。
ラベルの左上には「部門最高賞」と「Japan Wine Competition 2013 銀賞」のシールが貼ってあります。部門最高賞とは、同じ価格帯(コスト・パフォーマンス)での第1位ということでしょうか。きっと大変な努力と試行錯誤を経て作られたことでしょう。55,000本が多いのか希少なのかはよくわかりませんが、ミディアムボディなので軽くも重くもなく、やや辛口だと聞きましたが、大変飲みやすいワインだと思います。「マルスの赤ワイン造りにおける『基本』となる自信作」という言葉に間違いないと思いました。

韮崎には仕事で行ったことがあります。その時は甲府に宿泊し、ほうとう(餺飥)を食べました。そして早朝に城跡に登り、雲の切れ間から富士山が見えるのを待ちました。そんなことを思い出しました。ありがとうございました。
23.2013
イタリアワイン:Rocca Guicciarda Chianti Classico Riserva Barone Ricasoli 2010
最近ボージョレ・ヌーボーが解禁になりました。早出し競争による品質低下を防ぐために設けられた解禁日。情熱とプライドを守っていただき、感謝しております。そこで、まだ紹介していなかったワインをいくつか紹介していきたいと思います。
今日紹介するワインは、Rocca Guicciarda Chianti Classico Riserva Barone Ricasoli 2010(ロッカ グイッチャルダ キャンティ クラシコ リゼルヴァ バローネ リカーゾリ 2010)。
ワイン店に無数にあるワインの中から、深い青のラベルに魅かれ、棚についていた説明を読んで選んだのですが、イタリアのトスカーナ州のキャンティ地方で生産された赤ワインです。
リカーゾリ家はブローリオの丘に1000年に及ぶ歴史を持つ名門ワイナリー。キャンティはかつては大量生産でコスト・パフォーマンスに優れているという印象があったそうですが、今日紹介するのは、黒い鶏の紋章を付けたキャンティ・クラッシコという名で区別されたものです。

柔らかみのある辛口で重口、飲みごたえのある深い味わいは僕の好みにも合います。15ケ月オークで樽で熟成されたと知って納得。
ところで、黒い鶏の紋章には伝説があります。中世にフィレンツエとシエナが戦争をしていた頃、領土分割を確定するため、一番鳥の鳴き声を合図に双方が歩き出し、出会った場所を境界にしようということになりました。フィレンツエは、軍隊のシンボルでもあったガッロ・ネッロ(黒い鶏)を選びました。彼らは策を練り、ガッロ・ネッロに餌を与えず、空腹でガッロ・ネッロは早く泣き出し、フィレンツエ側は早く出発することができ、領土の拡大ができたということです。
僕はこの伝説を知って、香川県と岡山県の県境を決めた「樽流し伝説」を思い出しました。ワインって調べてみるといろんな伝説に出会えて楽しいです。
今このブログを書きながら飲んでいるのはAltemura Chianti 2011(アルテムラ キャンティ 2011)。1,000円に満たないのですが、これだって充分に美味しいです。ボトルの首にまかれた紙は「DOCG」の保証書。
1994年には品質の向上が認められ、イタリアワインの中でも法的に最上位に分類される「DOCG」(保証つき統制原産地呼称)の認定を受けているそうです。

ほとんど空っぽになってから写真に撮りました。すみません。
今日紹介するワインは、Rocca Guicciarda Chianti Classico Riserva Barone Ricasoli 2010(ロッカ グイッチャルダ キャンティ クラシコ リゼルヴァ バローネ リカーゾリ 2010)。
ワイン店に無数にあるワインの中から、深い青のラベルに魅かれ、棚についていた説明を読んで選んだのですが、イタリアのトスカーナ州のキャンティ地方で生産された赤ワインです。
リカーゾリ家はブローリオの丘に1000年に及ぶ歴史を持つ名門ワイナリー。キャンティはかつては大量生産でコスト・パフォーマンスに優れているという印象があったそうですが、今日紹介するのは、黒い鶏の紋章を付けたキャンティ・クラッシコという名で区別されたものです。

柔らかみのある辛口で重口、飲みごたえのある深い味わいは僕の好みにも合います。15ケ月オークで樽で熟成されたと知って納得。
ところで、黒い鶏の紋章には伝説があります。中世にフィレンツエとシエナが戦争をしていた頃、領土分割を確定するため、一番鳥の鳴き声を合図に双方が歩き出し、出会った場所を境界にしようということになりました。フィレンツエは、軍隊のシンボルでもあったガッロ・ネッロ(黒い鶏)を選びました。彼らは策を練り、ガッロ・ネッロに餌を与えず、空腹でガッロ・ネッロは早く泣き出し、フィレンツエ側は早く出発することができ、領土の拡大ができたということです。
僕はこの伝説を知って、香川県と岡山県の県境を決めた「樽流し伝説」を思い出しました。ワインって調べてみるといろんな伝説に出会えて楽しいです。
今このブログを書きながら飲んでいるのはAltemura Chianti 2011(アルテムラ キャンティ 2011)。1,000円に満たないのですが、これだって充分に美味しいです。ボトルの首にまかれた紙は「DOCG」の保証書。
1994年には品質の向上が認められ、イタリアワインの中でも法的に最上位に分類される「DOCG」(保証つき統制原産地呼称)の認定を受けているそうです。

ほとんど空っぽになってから写真に撮りました。すみません。